知の生態学的転回〈3〉倫理―人類のアフォーダンス

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知の生態学的転回〈3〉倫理―人類のアフォーダンス

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130141338
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C3310

出版社内容情報

記号、言語、文化などに潜在するアフォーダンスを精査し、生態学的倫理学を構想する。シリーズ全3巻完結。

記号,言語,文化,暴力などに潜在するアフォーダンスを精査し,より善き生を営む術としてのエコロジカルな倫理学を構想する.社会的コミュニケーションにおけるギブソン理論の可能性の探求.

序章 海洋・回復・倫理――ウェザー・ワールドでの道徳実践(河野哲也)
第I部 生態学的コミュニケーション
第1章 人とロボットとの生態学的コミュニケーション(岡田美智男)
第2章 生態記号論から見た〈習慣〉の広がり――〈努力〉と〈共感〉の生態心理学へ(佐古仁志)
第3章 言語とアフォーダンス(本多 啓)
第4章 想起から見る語りのエコロジー(森 直久)
第II部 人間のアフォーダンス
第5章 臨床看護のアフォーダンス――苦痛のある身体の経験(川原由佳里)
第6章 アフォーダンスの配置によって支えられる自己――ある自閉症スペクトラム当事者の視点より(綾屋紗月)
第III部 社会的アフォーダンス
第7章 アフォーダンスから制度的価値まで――人間的な環境の存在論(柏端達也)
第8章 暴力の生態学的考察(萱野稔人)
第9章 実践される文化――子どもの日常学習過程における大人との協働(石黒広昭)
終章 可能性を尽くす楽しみ、可能性が広がる喜び――倫理としての生態心理学(柳澤田実)
〈座談会〉エコロジカルターンへの/からの道(村田純一/佐々木正人/河野哲也/染谷昌義/池上高志/川内美彦/柳澤田実)

【著者紹介】
河野 哲也
河野哲也:立教大学文学部教授

内容説明

記号、言語、文化、暴力―などに潜在するアフォーダンスを精査し、より善き生を営む術としてのエコロジカルな倫理学を構想する。社会的コミュニケーションにおけるギブソン理論の可能性。

目次

海洋・回復・倫理―ウェザー・ワールドでの道徳実践
第1部 生態学的コミュニケーション(人とロボットとの生態学的コミュニケーション;生態記号論から見た「習慣」の広がり―「努力」と「共感」の生態心理学へ;言語とアフォーダンス;想起から見る語りのエコロジー)
第2部 人間のアフォーダンス(臨床看護のアフォーダンス―苦痛のある身体の経験;アフォーダンスの配置によって支えられる自己―ある自閉症スペクトラム当事者の視点より)
第3部 社会的アフォーダンス(アフォーダンスから制度的価値まで―人間的な環境の存在論;暴力の生態学的考察;実践される文化―子どもの日常学習過程における大人との協働)
可能性を尽くす楽しみ、可能性が広がる喜び―倫理としての生態心理学

著者等紹介

河野哲也[コウノテツヤ]
立教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

10
ケイパビリティは、生き方の幅、自由の幅(8頁)。レジリエンスは回復力や復元力(9頁)。脆弱性とはレジリエンスを保つため、変化や刺激に対する敏感さを持つ積極的価値として扱う(11頁)。道徳性とは、対象者が生存が持続可能となるレジリエンスを持つため、これを可能とするケイパビリティを開発すること(21頁)。前提となる、概念や定義の理解に時間がかかる。その複雑な倫理を扱っているためであろう。このシリーズではギブソンが結構出てくるので、その人の本を読んでみたい。<共感>の研究(65頁~)は重要。経済学でも重視ゆえ。2014/02/17

Soshi Mori

1
第3巻、時間はかかりましたが読了。倫理というテーマだけあって、少し難しさはありましたが、社会におけるアフォーダンスなど興味深い内容も多くありました。 知の生態学的転回シリーズはこの巻で終わりです。今まであまり詳しく生態学を学んでいなかったですが、その内容の広さと深さはすごいものでした。今後、少しずつ学んでいきたいところです。2013/10/18

むうん

0
生態学的な観点から善悪を考えればモラルに一つの基準を持てるということで着眼点を得て勉強になった2016/07/05

☆☆☆☆☆☆☆

0
最終巻も読了。良いシリーズだと思いました。全巻通して一番面白かったのは、実は本巻末に所収の座談会。それぞれの立場から率直な議論がなされていて、本番はけっこう険悪な雰囲気じゃなかったかと邪推してみたり。2016/01/11

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