目次
1 現代医療・看護の現場(「がんサバイバーシップ」という言葉が意味するもの;出生前検査の意思決定;高齢者と延命治療―「寝たきり老人」と個人の選択をめぐって;生命維持治療の中止と差し控え―「法」の役割は何か;認知症高齢者のよりよい治療決定にむけて―体系的評価を通したコミュニケーションの質の把握;死を迎える者と遺される者のケア―公衆衛生学からのアプローチ)
2 生死の境界線(加害と被害をめぐる生死の境界;医療上の意思決定における主観的確率と客観的確率;患者中心医療における意思決定とその諸問題;精神障害者と殺人の傾向;障害は社会のほうにある;進化生物学から見た殺人)
著者等紹介
高橋都[タカハシミヤコ]
東京大学大学院医学系研究科講師(公衆衛生学・内科学)。1959年生。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。博士(保健学)
一ノ瀬正樹[イチノセマサキ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授(哲学)。1957年生。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。著書に、『人格知識論の生成』(東京大学出版会、1997年、和辻哲郎文化賞および中村元賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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