出版社内容情報
高齢者の事故の特徴やリスクから、有効な安全運転対策まで、交通心理学の第一人者が科学的データに基づき、わかりやすく解説。高齢ドライバー1700万人の時代,彼ら/彼女たちの運転は本当に危険なのか――.加齢に伴う身体的・心理的変化と運転の相関,高齢者の事故の特徴やリスク,有効な安全運転支援,運転からの引き際などについて,交通心理学の第一人者が,科学的データに基づきわかりやすく解説する.
序 高齢ドライバーの安全問題
第1章 高齢ドライバーの生活
1 シニアの半数はドライバー
2 シニア世代の生活
3 シニアライフに欠かせない車
第2章 安全運転を損なう老化と病気
1 運転に必要な能力と免許試験基準
2 加齢に伴う心身機能低下と運転
3 病気と運転
第3章 高齢ドライバーの心理と運転
1 運転技能の低下
2 運転への自信過剰とその背景
3 補償運転
4 交通違反とその抑制
第4章 高齢ドライバーの事故
1 高齢ドライバーは事故を起こしやすいか
2 一時不停止と安全不確認(出合い頭事故)
3 歩行者の見落とし(歩行者事故)
4 視覚情報処理の遅れと操作の誤り(車両単独事故)
第5章 高齢者講習と高齢ドライバーへの支援
1 運転適性の低下を気づかせる支援
2 運転技能の低下を気づかせる・補う支援
第6章 運転からの引き際とその後
1 運転断念の理由とプロセス
2 運転断念の影響<br>
Safety Psychology for the Older Driver
Tsuneo Matsuur
松浦 常夫[マツウラ ツネオ]
松浦 常夫
松浦常夫:実践女子大学人間社会学部教授
内容説明
事故を起こさないためには?運転のやめどき、いつ、どう判断する?高齢者の運転や事故の特徴から安全対策まで、交通心理学の第一人者が丁寧に解説。高齢ドライバーやその家族、交通関係者へのヒント満載!
目次
1章 高齢ドライバーの生活と運転
2章 安全運転を損なう老化と病気
3章 高齢ドライバーの心理と運転
4章 高齢ドライバーの事故
5章 高齢者講習と高齢ドライバーへの支援
6章 運転からの引き際とその後
著者等紹介
松浦常夫[マツウラツネオ]
1954年静岡県に生まれる。1978年東京大学教育学部教育心理学科卒業。警察庁科学警察研究所技官(交通部交通安全研究室)。1986‐87年英国交通省TRRL研究所留学(科学技術庁派遣)。2001年大阪大学博士(人間科学)。現在、実践女子大学人間社会学部教授(2004年~)、日本交通心理学会会長(2014年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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