心理学 (第5版)

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  • サイズ A5判/ページ数 363p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130121095
  • NDC分類 140
  • Cコード C3011

出版社内容情報

進展めざましい進化心理学、認知神経科学、発達障害ほか、心理学の歴史を中心に全編を見直し、さらに充実の決定版テキスト。

心理学の全体を見通し,体系立てて学べる定番テキスト.進化心理学・認知神経科学・発達障害など進展めざましい分野については,新たな執筆者を迎え,さらに補強.10章(歴史)を中心に全編を見直す.概要をつかみたい初学者から,ポイントを押さえて復習したい大学院受験者まで,幅広いニーズに対応.

I部 こころのありか
 1章 心理学の視点
  1.1 はじめに
  1.2 心理学の方法
  1.3 行動研究と心理学
 2章 行動の基本様式
  2.1 行動の水準
  2.2 感覚支配的行動
  2.3 習得的行動
  2.4 シンボル機能と発達レベル
  2.5 意識と行動
  2.6 意識の成立過程
 3章 発達――遺伝と環境
  3.1 遺伝と環境――行動発達を規定する要因
  3.2 発達的変化
  3.3 発達障害

II部 こころの働き
 4章 学習・記憶
  4.1 条件づけ
  4.2 技能学習
  4.3 社会的学習
  4.4 記憶
  4.5 学習・記憶の神経学的基礎
 5章 感覚・知覚
  5.1 感覚の分化と結合
  5.2 視知覚
  5.3 聴知覚
  5.4 触覚
 6章 思考・言語
  6.1 問題解決
  6.2 問題解決と認知発達
  6.3 知識
  6.4 推論と発見
  6.5 非言語的コミュニケーション
  6.6 言語的コミュニケーション行動の形成
  6.7 言語の特性
  6.8 脳損傷と高次機能の障害
 7章 動機づけ・情動
  7.1 食と性の動機づけ
  7.2 基本的情動
  7.3 親和動機づけ,活動と探索の動機づけ
  7.4 達成と自己実現の動機づけ
  7.5 フラストレーションとコンフリクト(葛藤)
 8章 個人差
  8.1 知能の測定
  8.2 知能の因子
  8.3 知能発達の要因――遺伝対環境
  8.4 性格
  8.5 パーソナリティ発達の要因
  8.6 パーソナリティの不適応・障害
 9章 社会行動
  9.1 社会行動の発達
  9.2 社会的認知
  9.3 態度と説得
  9.4 社会的影響
  9.5 対人魅力と対人関係
  9.6 集団の中の個人
  9.7 社会脳

III部 こころの探求
 10章 心理学の歴史
  10.1 「こころ」の概念
  10.2 精神医学の影響
  10.3 感覚の研究
  10.4 心理学の成立
  10.5 生物科学の発展とその影響
  10.6 科学としての心理学の展開
  10.7 心理学の現況

引用文献
人名索引
事項索引

【執筆者一覧】(*は5版から参加)
鹿取廣人(編者:1-3,6,8,10章)
*長谷川寿一(10章)
*渡邊正孝(1,10章)
斎賀久敬(3,4,6,9章)
*石垣琢麿(3章)
篠原彰一(4章)
河内十郎(4,5,6章)
鳥居修晃(5章)
下條信輔(5章)
重野純(5章)
杉本敏夫(編者:6,10章)
金城辰夫(7,8章)
丹野義彦(8章)
安藤清志(9章)
末永俊郎(9,10章)

【著者紹介】
鹿取 廣人
鹿取廣人:東京大学名誉教授

内容説明

認知・行動・発達・学習・情動・性格・社会・心理学史―「こころの科学」の全体像を見通し、体系立てて学べるテキスト。

目次

1部 こころのありか(心理学の視点;行動の基本様式;発達―遺伝と環境)
2部 こころの働き(学習・記憶;感覚・知覚;思考・言語;動機づけ・情動;個人差;社会行動)
3部 こころの探求(心理学の歴史)

著者等紹介

鹿取廣人[カトリヒロト]
1928年埼玉県に生まれる。1954年東京大学文学部心理学科卒業。現在、東京大学名誉教授・文学博士。専攻、知覚・認知心理学、発達心理学

杉本敏夫[スギモトトシオ]
1929年東京市に生まれる。1954年東京大学文学部心理学科卒業。元・日本女子大学人間社会学部教授。専攻、思考心理学、情報科学

鳥居修晃[トリイシュウコウ]
1930年愛知県に生まれる。1954年東京大学文学部心理学科卒業。現在、東京大学名誉教授・文学博士。専攻、触運動知覚・視覚心理学、視覚発生論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サイバーパンツ

12
発達、知覚、思考から、精神分析、自閉症、ミラーニューロン、社会脳まで。心理学といわれる分野で扱われるものが、だいたい揃っている贅沢な一冊。分かりやすく、ビジュアル的にも面白い図版や実験がたくさん載っているのも好感。これなら、初心者でも、飽きずに楽しく学べる。心理学入門としては、かなりの良書。2016/08/01

明るい果物

5
人間はひどい実験をなさるなあと思うけど、結果は興味深いと思う2017/11/20

海星梨

2
心理学の概論書、三冊目。まとまってて良いですが、結局過去の理論ばかりで歴史の記述に終始している印象はあり、まだまだ「これは多く支持されています」という理論が少ない分野なんだと思います。2019/06/09

LvzaB

2
心理学の概観を学べる本。恐らく専門書。それでも自分が専攻した分野の本とは違い、楽しく読める。この本を読むと、自分の特定の癖は条件づけによって身に付いたのかもしれない、などと考えたりするかも。あと創作で言えば、地獄のミサワの、寝てないを強調するキャラはセルフ・ハンディキャップを体現しているし〈古典部〉シリーズの主人公は学習性無力によって省エネキャラになったのかもしれない。この本を読むと自分の周りが今までと違った視点で見えるようになるだろう。それが良いことであると、自分は断言できないけど。2018/03/14

ムンムン

1
一通りは理解できたが、難しい。脳科学との関連部分は特に。2018/03/25

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