出版社内容情報
コンパクトにまとめられた概論と研究方法論から、人間の発達を総合的に理解できる新しいスタンダードテキストが完結。二色刷。
周産期から児童期を解説した第I巻に続き,第II巻では青年期から老年期までのライフサイクルや,メディアや家族などにおける社会的存在としての人間の生涯発達を概説,障害など臨床的分野への示唆もまとめる.医学領域から社会文化までを背景に,人間の発達を総合的に学ぶ新標準テキストが完結.読みやすい二色刷.
II-1 青年期(白井利明)
[身体]性(清水弘司)
[認知]時間的展望(都筑 学)
[感情]自己(杉村和美)
[言語]若者ことば/流行語(川浦康至)
[社会]キャリア形成(浦上昌則)
II-2 成人期(岡本祐子)
[身体]女性の体の変化と生き方(川瀬良美)
[認知]ストレスとうつ(島津明人)
[感情]離婚(河合千恵子)
[言語]ナラティヴ(やまだようこ)
[社会]成人期と子別れ(根ヶ山光一)
II-3 老年期(中里克治)
[身体]老化(中谷敬明)
[認知]認知症(林 智一)
[感情]死(林 智一)
[言語]失語症(能智正博)
[社会]家族のライフサイクル(中釜洋子)
II-4 家族・地域・メディア(無藤 隆)
[身体]ヴァーチャル・リアリティ(宮田加久子)
[認知]映像の文法(山本博樹)
[感情]愛(大坊郁夫)
[言語]メディアリテラシー(村野井 均)
[社会]子育ての社会・文化(當眞千賀子)
II-5 障害と支援(本郷一夫)
[身体]リハビリテーション(大神英裕)
[認知]統合失調症(丹野義彦)
[感情]感情抑制の障害と感情の脳機能(大平英樹)
[言語]言語障害(長崎 勤)
[社会]自閉性障害(別府 哲)
【著者紹介】
無藤 隆
無藤 隆:白梅学園大学こども学部教授
内容説明
バランスのとれた確かな概論の“幹”と、「身体」「認知」「感情」「言語」「社会」5つの領域の“枝”で構成した、第一線の研究者がおくるテキスト。
目次
1章 青年期(発達の諸相;関係性の諸相 ほか)
2章 成人期(成人期の発達をどうとらえるか;「成人」であることの心理的特質と営み ほか)
3章 老年期(老年期とは;知能の諸側面と老化 ほか)
4章 家族・地域・メディア(生活の場とそこでの認知発達における進化と歴史と文化の絡み合い;文化的発達への生態学的場としての親子関係 ほか)
5章 障害と支援(障害とは;障害の分類 ほか)
著者等紹介
無藤隆[ムトウタカシ]
白梅学園大学子ども学部教授
子安増生[コヤスマスオ]
京都大学大学院教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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