出版社内容情報
〈自分のこころ〉への興味・関心を臨床心理学へとつなげ,ひろげるテキスト! よくあるこころのトラブルである抑うつから,対人不安,そして精神分裂病まで,実際の心理テスト(尺度)に自分で答えながら,生きたこころを研究する方法をしっかり学んでゆく.
内容説明
抑うつ・対人不安・妄想の「芽」は、私たちすべての心の中にある。自分のこころを見つめることから、心理的不適応のメカニズムや予防法の理論を理解していこう。心理テストに答えながら学べる、親しみやすい入門テキスト。
目次
0 はじめに―「自分のこころからよむ」ということ
1 抑うつ―「こころのカゼ」とつきあう(はじめに・ありがちな話ですが;抑うつをはかってみる ほか)
2 対人不安―なぜ人とつきあうのが怖いのだろうか(はじめに・対人不安とはどんな状態か;対人不安とは何か ほか)
3 妄想と自我障害―精神分裂病の世界(はじめに・精神分裂病とはどんな状態か;精神分裂病とは何か ほか)
4 臨床の知の技法―自分のこころから臨床心理学へ(精神病理とは・ソフトな病理の一般化;精神病理をはかる ほか)
著者等紹介
丹野義彦[タンノヨシヒコ]
1954年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科助教授。おもな著訳書に『知の技法』(1994年、東京大学出版会、分担執筆)、『心理学』(1996年、東京大学出版会、分担執筆)、『認知臨床心理学入門』(1996年、東京大学出版会、監訳)ほか
坂本真士[サカモトシンジ]
1966年生まれ。大妻女子大学人間関係学部専任講師。おもな著書に『自己注目と抑うつの社会心理学』(1997年、東京大学出版会)『臨床心理学研究の技法』(2000年、福村出版、分担執筆)、『シリーズ・人間と性格8性格の病理』(2000年、ブレーン出版、分担執筆)ほか
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