子どもの心をはぐくむ生活―児童心理治療施設の総合環境療法

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子どもの心をはぐくむ生活―児童心理治療施設の総合環境療法

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  • サイズ B6判/ページ数 251,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130111423
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C3011

出版社内容情報

親、学校、社会との関係を結びなおすために、子どもが暮らす施設の「生活をまるごと支える」実践とケアのあり方を考える。半世紀前に誕生した児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設)は,いま,虐待などの問題のために家庭を離れた子を,学びも含め「生活をまるごと支える」総合環境療法の場として,全国に展開しつつある.その現場の実践から,家族・学校・医療・福祉・司法へとひろがる子どものケアを考える.

はじめに(滝川一廣)

第I章 入所した子どもたちの成長(?田 治・下木猛史・高山嘉史・平岡篤武・山下聖隆)

1 外界で傷つくことを恐れて自分の世界に閉じこもっている子ども

2 外界から脅かされることに対して考えるよりも手を出してしまう子ども

3 受け止めてくれる存在を求めながら身を委ねられない子ども

4 家族との安全な距離を見つけた子ども――母親とのつながりを切らずに自立の道を選んだ女児



第II章 問題に取り組む 虐待・障害・暴力(中村有生・平田美音・堀 健一・?田 治)

1 広汎性発達障害を疑われる子どもの育ち(中村有生)

2 性的被害を受けた子どもたち(平田美音)

3 暴力,性などの問題行動を予防する(堀 健一)



第III章 こころを育てる生活の器 調査から見えてくる総合環境療法(?田 治)

1 児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設)の現況

2 調査について

3 入所している子どもたちの状況

4 入所による変化

5 児童心理治療施設が取り組むいくつかの課題について



第IV章 退園後の生活(谷村雅子)

1 退園後の生活調査

2 退園後の社会的状態

3 退園後の現在の心身の健康状態

4 退園後の施設との関係,アフターフォロー

5 まとめ



第V章 総合環境療法としての施設臨床 施設治療と「情短」,あゆみと展望(杉山信作)



おわりに(?田 治)



あとがき(高田 治)

参考文献

資料

[資料1]子どもの状態像に関する調査

[資料2]退所児童に関する調査

[資料3]広汎性発達障害を疑われる子どもへの支援の覚書

滝川 一廣[タキカワ カズヒロ]
滝川 一廣
滝川一廣:学習院大学文学部教授
?田 治:川崎こども心理ケアセンター・かなで施設長
谷村雅子:元国立成育医療センター研究所成育社会医学研究部部長

?田 治[タカダ オサム]
?田 治
全国情緒障害児短期治療施設協議会

谷村 雅子[タニムラ マサコ]

全国情緒障害児短期治療施設協議会[ゼンコクジョウチョショウガイジタンキチリョウシセツキョウギカイ]

目次

第1章 入所した子どもたちの成長(外界で傷つくことを恐れて自分の世界に閉じこもっている子ども;外界から脅かされることに対して考えるより手を出してしまう子ども;受け止めてくれる存在を求めながらも身を委ねられない子ども;家族との安全な距離を見つけた子ども―母親とのつながりを切らずに自立の道を選んだ女児)
第2章 問題に取り組む―虐待・障害・暴力(広汎性発達障害を疑われる子どもの育ち;性的被害を受けた子どもたち;暴力、性などの問題行動を予防する)
第3章 心をはぐくむ生活の器―調査から見えてくる総合環境療法(児童心理治療施設(情緒障害児短期治療施設)の現況
調査について
入所している子どもたちの状況
入所による変化
児童心理治療施設が取り組むいくつかの課題について)
第4章 退園後の生活(退園後の生活調査;退園後の社会的状況;退園後の現在の心身の健康状態;退園後の施設との関係、アフターフォロー;まとめ)
第5章 総合環境療法としての施設臨床―施設治療と「情短」、あゆみと展望

著者等紹介

滝川一廣[タキカワカズヒロ]
学習院大学文学部心理学科教授

高田治[タカダオサム]
川崎こども心理ケアセンターかなで施設長

谷村雅子[タニムラマサコ]
関東学院大学人間環境研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

9
貴重な本だが、滝川先生の「はじめに」に涙。相変わらず、すごい方だ。2016/06/02

いとう

5
総合環境療法とは何かを知りたくて購入。 不登校が主な対象だった初期の情短は、『環境』とは家庭環境とは異なる子どもの共同生活の場のことだった。子ども同志の社会を経験することで、社会性を涵養することが目的だったのだろう。現代の情短は親子関係失調を伴いやすい虐待や発達障害が主な対象であり、安定した情緒の基礎をつくるために、日常の世話を『環境』によって整えることが必要になった。 日常生活はルールによって構造化される。ルールによって子どもたちは自らの行動のあり方を自覚的に顧みて対象化し、自分たちの生活を守っていく。2022/09/19

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