出版社内容情報
心の理論、模倣、視線理解など、かかわり合いの発達から、自閉症との関連まで、心理学・認知神経科学の研究成果から平易に紹介。
コミュニケーションの基盤とされる「社会脳」は,いつ頃から,どのような影響のもとにできあがっていくのか.心の理論,模倣,視線理解などを例に,赤ちゃんや,社会適応に困難を抱える自閉症児・者を対象とした実験心理学・認知神経科学の研究成果をわかりやすく紹介する.
第I部 脳と発達と社会
第1章 脳と発達
第2章 社会脳とは何か
第II部 赤ちゃんの脳、社会に挑む
第3章 他者の心を理解する
第4章 他者の動きを理解する
第5章 視線を理解する?――目が合う・目を見る
第6章 視線を理解する?――視線を追う・視線から学ぶ
第III部 自閉者が教えてくれること
第7章 自閉症スペクトラム障害
第8章 自閉症者は心を読まない?
第9章 自閉症者は人まねをしない?
第10章 自閉症者とは目が合わない?
第IV部 社会が導く脳、脳が導く社会
第11章 発達研究からの視点
第12章 社会脳研究のフロンティア
補 論 脳の発達研究ができるまで
【著者紹介】
千住 淳:ロンドン大学バークベックカレッジ心理学部リサーチフェロー
内容説明
心の理論、模倣、視線理解など、赤ちゃんやコミュニケーションに困難を抱える自閉症児・者を対象とした心理学・脳神経科学研究の成果をわかりやすく紹介。
目次
第1部 脳と発達と社会(脳機能と発達;社会脳とは何か)
第2部 赤ちゃんの脳、社会に挑む(他者の心を理解する;他者の動きを理解する;視線を理解する1―目を見る・目が合う;視線を理解する2―視線を追う・視線から学ぶ)
第3部 自閉症者が教えてくれること(自閉症スペクトラム障害;自閉症者は心を読まない?;自閉症者は人まねをしない?;自閉症者とは目が合わない?)
第4部 社会が導く脳、脳が導く社会(発達研究からの視点;社会脳研究のフロンティア)
著者等紹介
千住淳[センジュウアツシ]
東京大学大学院総合文化研究科修了、博士(学術)取得(2005年)。専門は発達社会神経科学、現在、ロンドン大学バークベックカレッジリサーチフェロー。東京大学総長賞(2005年)、日本心理学会国際賞奨励賞(2007年)、British Psychological Society Neil O’Connor Award(2011年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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