社会脳の発達

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  • サイズ B6判/ページ数 219,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130111355
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C3011

出版社内容情報

心の理論、模倣、視線理解など、かかわり合いの発達から、自閉症との関連まで、心理学・認知神経科学の研究成果から平易に紹介。

コミュニケーションの基盤とされる「社会脳」は,いつ頃から,どのような影響のもとにできあがっていくのか.心の理論,模倣,視線理解などを例に,赤ちゃんや,社会適応に困難を抱える自閉症児・者を対象とした実験心理学・認知神経科学の研究成果をわかりやすく紹介する.

第I部 脳と発達と社会
第1章 脳と発達
第2章 社会脳とは何か
第II部 赤ちゃんの脳、社会に挑む
第3章 他者の心を理解する
第4章 他者の動きを理解する
第5章 視線を理解する?――目が合う・目を見る
第6章 視線を理解する?――視線を追う・視線から学ぶ
第III部 自閉者が教えてくれること
第7章 自閉症スペクトラム障害
第8章 自閉症者は心を読まない?
第9章 自閉症者は人まねをしない?
第10章 自閉症者とは目が合わない?
第IV部 社会が導く脳、脳が導く社会
第11章 発達研究からの視点
第12章 社会脳研究のフロンティア
補 論 脳の発達研究ができるまで

【著者紹介】
千住 淳:ロンドン大学バークベックカレッジ心理学部リサーチフェロー

内容説明

心の理論、模倣、視線理解など、赤ちゃんやコミュニケーションに困難を抱える自閉症児・者を対象とした心理学・脳神経科学研究の成果をわかりやすく紹介。

目次

第1部 脳と発達と社会(脳機能と発達;社会脳とは何か)
第2部 赤ちゃんの脳、社会に挑む(他者の心を理解する;他者の動きを理解する;視線を理解する1―目を見る・目が合う;視線を理解する2―視線を追う・視線から学ぶ)
第3部 自閉症者が教えてくれること(自閉症スペクトラム障害;自閉症者は心を読まない?;自閉症者は人まねをしない?;自閉症者とは目が合わない?)
第4部 社会が導く脳、脳が導く社会(発達研究からの視点;社会脳研究のフロンティア)

著者等紹介

千住淳[センジュウアツシ]
東京大学大学院総合文化研究科修了、博士(学術)取得(2005年)。専門は発達社会神経科学、現在、ロンドン大学バークベックカレッジリサーチフェロー。東京大学総長賞(2005年)、日本心理学会国際賞奨励賞(2007年)、British Psychological Society Neil O’Connor Award(2011年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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がりがり君

5
自閉症のマインドブラインドネス仮説に関する説得力のある証拠。脳の発達に関して生まれ持った認知バイアスに生後の環境の影響がプラスされるという相互作用仮説。あと本書ではさらっと触れらてただけだったけど自閉症児と身体性。すべて仮説レベル。余談なんですが著者の方法論のバッホーンって生物学なんですよね。なるほど日本人で基礎研究に関しては一人勝ちしてるように見えるわけだ。2020/02/23

みらぬきSP

2
著者が発達社会神経科学と呼ぶところの、社会的認知を成立させる神経基盤の個体発生的な研究を平易な文章でわかりやすく説いている。紹介される研究はどれも新しく(私が本書を読了した2014年6月時点)、これらが反証を乗り越えて正しいとされれば世にある心理学の教科書はどれも大きく改訂されるだろうと思う。特に乳児が心の理論を持つこと、自閉症児も心の理論を持つがその自発的な使用が困難であることの2点には驚いた。2014/06/05

akagiteaching

2
世界最先端の研究わかりやすく書かれている。「難しいことをやさしく,やさしいことを深く」だ。来年度の大学院のテキスト(orゼミ・演習)の候補。それと,この本を読んでやっとCsibraの目的論がわかった。一言でいえば「人はとりあえず文化【=ある共同体におけるお約束のまとまり】に参入する/参入させる仕組みが強固に備わっている」ということ。そして,発達障害の子ども・気になる子どもは,「とりあえず文化に参入する」ところに困難を抱えた子ども,と考えることができる。こうみると,私が出会った優れた実践を説明できそう。2013/05/30

ジブリエル

2
とても分かりやすい平易な文章で,社会脳についてのレビューが書かれてあるのでとても参考になりました。海外で精力的に研究をされている著者ゆえに書ける,世界の研究動向の雰囲気が伝わるような文章で良かったです。2012/08/30

林克也

0
研究対象としての自閉症者への強い興味という著者の動機はよくわかった。視線研究による脳の解析には期待が大きい。が、あくまで研究書であり、自閉症を持つ者、自閉症の子を持つ親という立場には寄り添えてないし、そういう本でもない。2012/07/12

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