内容説明
「私」が世間からの影響を主体的に調整するには?「自己」と「他者」を介したかかわり合いの心理学。
目次
はじめに―「世間心理学」とは
第1部 「私」と「世間」と心理学(「世間」と世間心理学;個人の中の「私」と「自己」;「私」と「世間」との仲を取り持つ「自己」と「他者」)
第2部 「世間」からの働きかけに対する「私」の心理(「世間」からの働きかけ;「世間」への「私」の気持ち―心理的対応;「私」による「世間」のとらえ方)
第3部 「私」と「世間」との心理的かかわり合い(遠い関係と近い関係―心理的距離;かかわり合いの三つの形―心理的相互作用;それぞれの立場に期待されていること―心理的役割関係)
著者等紹介
中村陽吉[ナカムラヒヨシ]
1925年東京生まれ。1947年東京帝国大学文学部心理学科卒業。東京都立大学人文学部助教授、東京女子大学文理学部教授、学習院大学文学部教授を歴任。1996年退職。日本グループダイナミックス学会名誉会員。博士(心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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「私」と「世間」と心理学 「世間」と世間心理学 従来の世間感 社会と世間 社会心理学→世間心理学 個人の中の「私」と「自己」 「私」と「世間」との仲を取り持つ「自己」と「他者」 なぜ世間をきにするのか 世間の風はどのようにして私に届くのか 私と世間の交流経路モデル 「私」の心理 評価 包排 規制 心理的対応自尊感情と羞恥心 自己呈示と恐怖心 自己コントロールと向上心 意識化 感情化 言語化 心理的距離 直接性―間接性 受容性―排除性 熟知性―無知性 心理的相互作用 情報 感情 影響 心理的役割関係2022/11/15