内容説明
防災の心理学から減災のアクションリサーチへ。震災被災者が生きてきた時間によりそいつつ、その体験を学び、語り、伝え、防災実践の共同体を作る。実践のフィールドから構想する新しい防災学へのいざない。
目次
「防災人間科学」とは何か
第1部 社会と防災研究(「リスク社会」と防災人間科学;防災の「時間」論;「正常化の偏見」を再考する)
第2部 人間と災害体験(災害体験と「場所」;災害による喪失と支援;体験の風化を計量する)
第3部 防災人間科学と実践(防災教育・学習―実践共同体論を通して;ゲームづくりを通した防災学習;「生活防災」の実践共同体)
新たな挑戦
著者等紹介
矢守克也[ヤモリカツヤ]
1963年生まれ。1988年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程単位取得退学。2003年京都大学防災研究所巨大災害研究センター(京都大学大学院情報学研究科)准教授を経て、2009年同教授。博士(人間科学)、「人と防災未来センター」震災資料研究主幹、「震災語り部KOBE1995」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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