出版社内容情報
アフォーダンス理論による若手の論考と、一線の表現者とのセッション。表現する身体が実現している微細な調整の驚異に迫る。
内容説明
アフォーダンスが、アートの扉をたたく“アートの中心には、そこだけにしかないオリジナルな身体の動きがある”―若手研究者と一線のアーティストとのセッション。
目次
アートの知覚を求めて(ドラマとの出会い;文楽の密度;知覚の生態学:インフォメーションとコーディネーション;知覚からアートへ)
1 コーディネーションの分析(演劇と同時多発会話―劇的時間の作られ方;一人芝居の身体―イッセー尾形の1分間;交響を知る身体―指揮者はいかにして音楽を現実にしているのか;協調する楽器と身体―ヴァイオリン奏者とヴィブラートの創発)
2 インフォメーションの分析(アニメーションと自然の原理―アニメの風と自然の風;物と人の境界―舞踊の表象機能の探求;写真と視覚的選択―写真表現の教育の現場における実践;文楽人形の運動制御)
著者等紹介
佐々木正人[ササキマサト]
東京大学大学院情報学環・教育学研究科教授。教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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