出版社内容情報
サントリー学芸賞受賞(2000年)の名著に、「〈ポスト3.11ワールド〉のためのあとがき」の新稿を追加、いまあらためて再読する。
「科学的合理性」「ポストモダン」双方の危うさが露呈したソーカル事件から,環境問題の政治学,生命科学と専門知の問題などを論じたサントリー学芸賞・山崎賞受賞(2000年)の名著に,〈ポスト3.11ワールド〉のためのメッセージを付した新装版.
まえがき
I
サイエンス・ウォーズ
II
普遍性のバックラッシュ
科学の人類学
社会構成主義の興隆と停滞
戦後――サイエンス・ウォーズ補論
III
遺伝子研究の知識政治学的分析に向けて
生殖のバイオ・ポリティクス
エコ・ウォーズ
あとがき
初出一覧
〈ポスト3.11ワールド〉のためのあとがき
索引(書名・人名・事項)
【著者紹介】
金森 修
金森 修:東京大学大学院教育学研究科教授
内容説明
あの「戦争」とは何だったのか?科学をめぐる「専門知」とその対案双方の危うさが暴かれたソーカル事件から20年。サントリー学芸賞と山崎賞を受賞した再読されるべき名著に、“ポスト3.11ワールド”のためのメッセージを付した新装版。
目次
1(サイエンス・ウォーズ)
2(普遍性のバックラッシュ;科学の人類学;社会構成主義の興隆と停滞;戦後―サイエンス・ウォーズ補論)
3(遺伝子研究の知識政治学的分析に向けて;生殖のバイオポリティクス;エコ・ウォーズ)
著者等紹介
金森修[カナモリオサム]
1954年札幌生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学、博士(哲学・パリ第一大学)。筑波大学講師、東京水産大学助教授などを経て、東京大学大学院教育学研究科教授。専門はフランス哲学、科学思想史、生命倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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