生命と自由―現象学、生命科学、そして形而上学

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生命と自由―現象学、生命科学、そして形而上学

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  • サイズ B6判/ページ数 259,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130101271
  • NDC分類 104
  • Cコード C3010

出版社内容情報

私たちの現実が生命と自由から成り立っているさまを、領域横断的に精緻に描き出すスリリングな哲学の試み。

私たちの現実をこのようなものたらしめている「生命」.生命の内に何か新たなものが姿を現わす可能性としての「自由」.この二つの視点から捉えることで,私たちの現実が成り立っているさまを精密に描き出す.現象学に立脚しながら,心の哲学,西田幾多郎の思想,現代の生命科学をめぐって展開する,スリリングで強靭な思考.

序 章 “「実在」の形而上学”と“生命と自由の哲学”
第?部 脳・心・他者
第1章 脳と心――「心の哲学」と現象学
第2章 脳科学・心理学・現象学――交錯と離反
第3章 間主観性と他者――超越論的現象学における他者問題

第II部 生命と自由
第4章 生命の論理――西田幾多郎を手がかりに
第5章 生命から自由へ――「現象すること」の原初的な形態
第6章 自由の極北、あるいは「愛」――生命の論理からの逸脱か、その可能性か
補 章 感受性としての私――思考・形而上学・宗教

【著者紹介】
斎藤 慶典
斎藤慶典:慶應義塾大学文学部教授

内容説明

私たちの現実をこのようなものたらしめている「生命」。生命の内に何か新たなものが姿を現わす可能性としての「自由」。この二つの視点から捉えることで、私たちの現実が成り立っているさまを厳密に、かつ精密に描き出す。現象学に立脚しながら、心の哲学、西田幾多郎の思想、現代の生命科学…などをめぐって展開する、スリリングで強靱な思考。

目次

「実在」の形而上学と生命の哲学
第1部 脳・心・他者(脳と心―「心の哲学」と現象学;脳科学・心理学・現象学―交錯と離反;間主観性と他者―超越論的現象学における他者問題)
第2部 生命と自由(生命の論理―西田幾多郎と生命の哲学;生命から自由へ―現象学と生命科学;自由の極北、あるいは「愛」―生命の論理からの逸脱か、その可能性か)
感受性としての私―思考・形而上学・宗教

著者等紹介

斎藤慶典[サイトウヨシミチ]
1957年神奈川県生まれ。1987年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学博士(2000年)。現在、慶應義塾大学文学部教授。現象学、西洋近現代哲学を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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evifrei

15
全体を通じて面白いが、生命という秩序の本質を『形』なるものへの『生成』と捉え、『映す』ことへの邁進とする西田の思想を引きながら考察する4章及び精神疾患と時間感覚の検討が特に興味深かった。生命(存在)の発生から消滅までを具体的にイメージしたり時間感覚の伸び縮みをイメージしながら読んだが、感覚を駆使して読んだ事で自分の中の哲学的感覚として把握できた様に思う。現象学への理解が浅いことも手伝ってか、難解に感じるところは少なくなかったが、理解できる部分については身体感覚としての理解を伴って読むことができた。2020/03/26

Gokkey

9
フッサールの「基づけ」に依拠して「物」的なレベルが「心」的レベルを下支えする次元を想定する。現象する限りにおいてここに外部は存在せず時間すらこの次元の中に置かれる。生命そのもの存在秩序自体にこの現象する事の起源を求めて西田幾多郎の生命哲学を紐解いてゆく。個体の生成を通して形相が現象され(多即一)、生成したもの自体は質料となって環境に還る(一即多)。このサイクルが生命の歴史を形成してきたのであれば、生命とは「認知」を本来的に含む。この「物」的レベルでの認知から段階的に「心」的レベルへと発展する様を描く。2020/02/03

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