自由論の構築―自分自身を生きるために

個数:
  • ポイントキャンペーン

自由論の構築―自分自身を生きるために

  • 高山 守【著】
  • 価格 ¥5,280(本体¥4,800)
  • 東京大学出版会(2013/07発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 96pt
  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 206p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130101257
  • NDC分類 151.2
  • Cコード C3010

出版社内容情報

近代大陸系と現代英米系の議論を批判的に検討し、他者と生きる連続性を多面的に論じる。哲学的な自由論の確立をめざす試み。

私たちが自由であるとはどういうことか.善のみならず悪の選択も含めるならば,いかなる自由の形態の可能性があるのか.近代大陸系のカント,ヘーゲルから現代英米系のディヴィッドソン,サールまでの議論を批判的に検討することで,自分自身が他者と生きるという連続性を多面的に論じる.哲学的な自由論の確立をめざす思索.

第1章 自由とは何か――カント、ブラットマン、シェリング、ネーゲルを視野に
第1節 選択可能性
第2節 実行する――理由なき自己決定
第3節 自由論の展開
第2章 私たちが自由であるということ――ヘーゲルの自由論
第1節 『自然法論文』における自由論
第2節 「絶対的な自由」――自分自身であること、自分自身に固執しないこと
第3章 因果関係・法則性・自由――デイヴィドソン、ヴァン・インワーゲン、サールの批判的検討
第1節 行為の因果説・非法則的一元論――デイヴィドソンの提起
第2節 因果という問題的想念(物的出来事をめぐって)――デイヴィドソン批判(1)
第3節 因果という問題的想念(心的出来事をめぐって)――デイヴィドソン批判(2)
第4節 自然科学的法則性と自由との両立――ヴァン・インワーゲンの示唆
第5節 「飛躍」の行為論――サールの評価と批判

【著者紹介】
高山 守
?燻R 守:元東京大学大学院人文社会系研究科教授

目次

第1章 自由とは何か―カント、ブラットマン、シェリング、ネーゲルを視野に(選択可能性;実行する―理由なき自己決定;自由論の展開)
第2章 私たちが自由であるということ―ヘーゲルの自由論(『自然法論文』における自由論;「絶対的な自由」―真に自分自身であること、自分自身に固執しないこと)
第3章 因果関係・法則性・自由―デイヴィドソン、ヴァン・インワーゲン、サールの批判的検討(行為の因果説・「非法則的一元論」―デイヴィドソンの提起;因果という問題的想念(物的出来事をめぐって)―デイヴィドソン批判(1)
因果という問題的想念(心的出来事をめぐって)―デイヴィドソン批判(2)
自然科学的法則性と自由との両立―ヴァン・インワーゲンの示唆
「飛躍」の行為論―サールへの評価と批判)

著者等紹介

高山守[タカヤママモル]
1948年東京に生まれる。1973年東京大学文学部卒業。1975年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1977年同博士課程中退。1995年東京大学大学院人文社会系研究科教授。2001年京都大学博士(文学)取得。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

童 貞夫

1
著者によると、自由とはAと¬Aがあり得る選択可能性の中における、根拠なき自己決定、端的に行動することの中に現れるものらしい。というのもXだからYするといった意思決定は、もっともらしい理由があるが故に自由とはいえないからである。自由な行動とは無意識的なものであり、斯様な行動に私が示され、それを運命として引き受けるべきとする本書の理論はリベットの自由意志の実験と整合的であるし、どこか仏教的とも言えるかもしれない。面白く読んだがめちゃくちゃなことを言ってる気もする。2014/07/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6858869
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。