出版社内容情報
近代日本の国家と戦争の全体像を、精神史の立場から描き、戦前から戦後へと貫流する歴史を浮き彫りにする。
戦前日本の歴史は,対外戦争の連続であり,1945年の敗戦と占領という結末を生んだ.そして戦後の平和――.近代日本の国家と戦争の全体像に,精神史の立場から迫り,戦前から戦後へと貫流する歴史の位相を浮き彫りにする.あらたに佐藤卓己氏(京都大学)の解説を収録.
はしがき
第一章 一九四五年の視点
第二章 戦争と国民国家の形成
第三章 大正の青年と明治神宮の杜
第四章 アジア新秩序の理念と現実
第五章 地域的普遍主義から地球的普遍主義へ
第六章 国家の連続性と占領協力
註
あとがき
解題 「今日の視点で”戦前=戦後“に向き合う」佐藤卓己
【著者紹介】
三輪 公忠
三輪公忠:上智大名誉教授
目次
第1章 一九四五年の視点
第2章 戦争と国民国家の形成
第3章 大正の青年と明治神宮の杜
第4章 アジア新秩序の理念と現実
第5章 地域的普遍主義から地球的普遍主義へ
第6章 国家の連続性と占領協力
著者等紹介
三輪公忠[ミワキミタダ]
1929年長野県生まれ。1955年ジョージタウン大学卒業。67年プリンストン大学Ph.D(歴史学)。上智大学教授、上智大学国際関係研究所長、同アメリカ・カナダ研究所長。メキシコ大学院大学、プリンストン大学客員教授。ヴィクトリア大学(カナダ)アジア太平洋センター学外顧問。ソ連科学アカデミー世界経済国際関係研究所、ニュージーランド・キャンタベリー大学太平洋研究所、客員研究員。日本カナダ学会会長を勤めた。現在、上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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