出版社内容情報
不当な歴史的評価を受けてきたリービヒを、マルクス的理解から再評価する。あらたに「補論 マルクスの自然概念・再考」を増補。
有機農業を破壊した元凶として不当におとしめられたリービヒをマルクス的理解にもとづき再評価する.「有機農法」に対する関心の高まりとそれと裏腹の関係にある農薬・肥料公害,自然破壊の問題に,あるべき農学を提起する.あらたに「補論 マルクスの自然概念・再考」を増補する.
まえがき
序章 日本の農業と西洋の農業
第一章 リービヒの農学――その思想と科学
第二章 ローズおよびギルバートに代表される近代的農業論
第三章 国民経済学的地力概念――――J・コンラートのリービヒ批判
第四章 土地に関する思想――歴史的考察
第五章 マルクスとリービヒ
補論 マルクスの自然概念・再考
【著者紹介】
椎名 重明
椎名重明:東京大学名誉教授
内容説明
マルクスの自然概念への批判的考察を補った決定版。
目次
序章 日本の農業と西洋の農業
第1章 リービヒの農学―その思想と科学
第2章 ローズおよびギルバートに代表される近代的農業論
第3章 国民経済学的地力概念―J.コンラートのリービヒ批判
第4章 土地に関する思想―歴史的考察
第5章 マルクスとリービヒ
補論 マルクスの自然概念・再考
著者等紹介
椎名重明[シイナシゲアキ]
1925年茨城県に生れる。1952年東京大学農学部農業経済学科卒業。1962年農学博士。立正大学経済学部教授をへて、東京大学農学部教授などを歴任。現在、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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