出版社内容情報
生物と放射線との問題を、基礎から応用までコンパクトにまとめた入門書。嶋昭紘氏(東京大学名誉教授)の解題を付す。
UPバイオロジーシリーズ刊行委員でもあった著者が,生物と放射線とのかかわり合いについて,基礎的な考え方から応用事例まで,コンパクトにまとめた放射線生物学の入門書.原発事故以来,とくに関心を集めるようになった低線量率・低線量放射線の影響(リスク)についての解説を中心に,その後の研究の進展・本書の現代における意義を解題として付す.【解題:嶋昭紘・東京大学名誉教授】
【著者紹介】
江上 信雄
江上信雄:東京大学名誉教授
内容説明
生物と放射線とのかかわり合いについて、基礎的な考え方から応用事例まで、コンパクトにまとめた放射線生物学の入門書。名著の復刊シリーズ。
目次
1 生きものと放射線とのかかわり合いの歴史
2 ヒトが放射線をあびるとどんなことがおこるか
3 高等動物を用いた放射線障害の解析
4 個体内の細胞集団にたいする放射線の作用
5 高等動物細胞におよぼす放射線の作用
6 微生物とウイルスによる放射線の生物学的作用の解析
7 生物学的重要分析にたいする放射線の影響
8 放射線の生物作用の初期過程
9 生きものに関連した放射線の利用
10 おわりに
著者等紹介
江上信雄[エガミノブオ]
1925年金沢に生まれる。1947年東京帝国大学理学部動物学科卒業。放射線医学総合研究所生物研究部長、東京大学理学部教授、国立公害研究所所長を歴任。1989年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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