出版社内容情報
新しく開設される東京大学アジア研究図書館ではいかなる構想のもと新しい分類が構築されたのか.これまでの体系をふまえ、東京大学が誇るアジア研究図書のより活用しやすい分類法を模索した成果.デジタル化の動向も視野にこれからの図書館をみすえた新たな可能性を提示する.
内容説明
アジア研究に最適な図書の配列とは?図書館と研究をむすぶ新たな知の拠点の誕生。
目次
第1部 図書館でアジア研究を考える(アジア研究図書館構想の誕生の経緯;アジアと分類―共通の課題、共通の希望;アジア研究のための書架分類―アジア研究図書館分類表の成り立ちと思想)
第2部 分類の過去、現在、未来を考える(漢籍分類の変遷―近代日本における四部分類への「回帰」;自動書庫の運用―請求記号によらず機械が所在を管理する;自動分類の応用可能性―大学カリキュラムの可視化・比較へのNDCの活用実験;分類の広がり―分類法の国際化と地域化、多階層化、多目的化の展望)