文化政策の現在〈3〉文化政策の展望

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文化政策の現在〈3〉文化政策の展望

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  • サイズ A5判/ページ数 308p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130034975
  • NDC分類 709
  • Cコード C3300

出版社内容情報

多様な主体によって担われ,対象領域を拡張し続ける文化政策の課題と可能性を検証し,東日本大震災以降,歴史・記憶の継承などといったさまざまに要請される役割に応えるため,今後のあるべき姿を提言することでそのゆくえを展望しつつシリーズ全体を総括する.

シリーズ刊行にあたって
はじめに

第I部 価値の転換
第1章 文化政策と法(中村美帆)
1 「文化政策と法」のアプローチ――文化をとりまく制度のあり方
2 多岐にわたる「文化政策と法」
3 文化をとりまく制度の公と私。
4 「文化政策と法」の課題――社会における文化の位置づけ

第2章 保存と活用の二元論を超えて:文化財の価値の体系を考える(松田 陽)
1 はじめに
2 「文化財の保存から活用へ」というスローガン
3 新たな文化財活用の考え方の登場
4 文化財活用による観光振興
5 文化財の価値の体系という視点
6 保存と活用の二元論を超えて

第3章 進化を迫られる芸術文化助成:可能性と諸課題(若林朋子)
1 助成とはなにか
2 芸術文化助成を俯瞰する
3 芸術文化助成が抱える諸課題
4 芸術文化助成の可能性と展望

第4章 自治体文化政策策定プロセスにおける文化デモクラシー:共治の実現に向かって(長嶋由紀子)
1 はじめに
2 デモクラシーを問う文化政策の論点
3 能動的参加を促す文化政策の性質
4 「協働」に向かう自治体文化政策
5 市民参加型社会をつくる文化ガヴァナンス論
6 おわりに

第5章 自治体文化行政論再考:文化行政が目指すもの(小林真理) 
1 はじめに
2 自治体文化行政論の革新性
3 文化ホールはまちをつくったか
4 市民協働・パートナーシップのために必要な触媒
5 自治体文化行政の役割とは何か――判断のための場づくりと環境整備

第6章 参加と協働のゆくえ:草の根市民参加型発掘調査の文化財保護行政化(土屋正臣)
1 はじめに
2 戦後自治体史編纂事業の担い手の変遷
3 市民の手による地域史編纂の拡がり
4 調査・研究・叙述の今後の展望

第II部 実践の深化
第7章 予測不可能性のなかに眠る可能性を:小金井アートフル・アクション! のこころみ(宮下美穂)
1 小金井アートフル・アクション! はどのようにして生まれたか?
2 事業を進める二つの車輪
3 考えなければいけないこと――強みと弱点
4 出来事を評価するということ
5 協働とは?
6 これから

第8章 芸術家の福祉政策:韓国の事例を中心に(李知映)
1 はじめに
2 フランスとドイツにおける芸術家の福祉政策
3 韓国における芸術家の福祉政策
4 おわりに

第9章 カルチュラル・リーダーシップ:文化セクターを担う人材の育成(菅野幸子)
1 マネジメントからリーダーシップへ
2 カルチュラル・リーダーシップの創設経緯と背景――リーダーシップの危機
3 関係性を作り上げるリーダーシップ

第10章 市民文化活動の拠点とその支援:EU諸国の事例から(新藤浩伸)
1 文化の担い手としての市民をどう支えるか
2 EU文化政策
3 地域ベースの活動を支えるアーツセンター
4 アン・トーバーアーツセンター (An Tobar)
5 コミュニティでの活動を支える中間支援組織
6 市民文化活動の支援体制の構築にむけて

第III部 文化政策の再定義
第11章 地域の文化拠点としての文化施設:東日本大震災後のミッションの再定義を目指して(佐藤李青)
1 はじめに――「災間」の社会の知見として
2 地域の文化拠点としての文化施設
3 プラットフォームとしての文化施設
4 「機構」としての公立文化施設――理念から実践へ,実践から理念へ

第12章  都市の記憶、生活の記憶の場所:公共ホールにおけるアーカイブ活動の可能性から(新藤浩伸)
1 都市のなかの記憶の場所
2 公共ホールという場所の性質
3 記憶の場所としての公共ホール 。
4 アーカイブ活動の実践
5 アーカイブ活動の意義と課題
6 おわりに――歴史が編まれる場所とその編み手

第13章 デジタル化時代の文化政策(松永しのぶ)
1 はじめに
2 文化を記録する
3 繋がる 。
4 保存,そして共有
5 最後に

第14章 二つの震災を節目とした文化と社会の関係性の変化(大澤寅雄)
1 はじめに
2 公立文化施設
3 アートNPO
4 東日本大震災
5 これからの展望
6 おわりに

Cultural Policy Studies
Vol.3 Expansion
Mari KOBAYASHI, editor

小林 真理[コバヤシ マリ]
編集

内容説明

文化政策の未来へ向かう。文化政策の課題と可能性を洗い出し、東日本大震災以降のあるべき姿を提言し、今後の行方を提示する。

目次

第1部 価値の転換(文化政策と法;保存と活用の二元論を超えて―文化財の価値の体系を考える;進化を迫られる芸術文化助成―可能性と諸課題 ほか)
第2部 実践の深化(参加と協働のゆくえ―草の根市民参加型発掘調査の文化財保護行政化;予測不可能性のなかに眠る可能性を―小金井アートフル・アクション!のこころみ;芸術家の福祉政策―韓国の事例を中心に ほか)
第3部 文化政策の再定義(地域の文化拠点としての文化施設―東日本大震災後のミッションの再定義を目指して;都市の記憶、生活の記憶の場所―公共ホールにおけるアーカイブ活動の可能性から;デジタル化時代の文化政策 ほか)

著者等紹介

小林真理[コバヤシマリ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あられ

0
飛ばし読み。文化芸術が担わなくてはいけない範囲がものすごく広くなったのに対して対応策はとられてるんだろうかと疑問。2020/10/30

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