言説:切り裂く

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  • サイズ A5判/ページ数 285p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130034036
  • NDC分類 081
  • Cコード C1300

出版社内容情報

学問領域として認知された知の言説に潜む暗黙の約束事を暴き,その言説が人々の生活やさまざまな文化や慣習にどのような変容を与え,その結果,どのような社会構造が創られてきたのかを捉えなおす.近代知を批判的に乗り越えるための挑戦.

内容説明

科学技術論から社会科学の言説分析、新しい歴史学とポストコロニアル批評まで、専門知を内破し、知のプラクティスの地平を拓く。

目次

1 抗争の現場(差別の言説;公害における知の効用;原子力発電論争の転回―安全論争から総合政策論争へ)
2 社会の言説(言説としての経済学;社会学の言説―調査史の問題提起;法という言説―魂の拘束・観念のねじれ・身体のねじれ)
3 他者への言説(歴史学という言説;人類学という言説;気違いから女王への手紙―受難としての越境とポストコロニアル文学)

著者等紹介

栗原彬[クリハラアキラ]
1936年栃木県に生まれる。政治社会学専攻。著書に『政治の詩学』(新曜社)、『やさしさのゆくえ=現代青年論』(ちくま学芸文庫)、『人生のドラマトゥルギー』(岩波書店)、『講座 差別の社会学』全4巻(編著・弘文堂)、『証言 水俣病』(編著 岩波新書)など
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