東京大学「教養学部報」精選集―「自分の才能が知りたい」ほか教養に関する論考

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東京大学「教養学部報」精選集―「自分の才能が知りたい」ほか教養に関する論考

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  • サイズ A5判/ページ数 233,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130033473
  • NDC分類 377.28
  • Cコード C1000

出版社内容情報

矢内原忠雄にその起源ををもち、学内の研究者ばかりか司馬遼太郎まで登場する〈奇跡の学内新聞〉の半世紀のエッセンスを凝縮。

戦後まもない新制「教養学部」の発足と同時に,新しい知のコミュニティの中心たれと創刊された「教養学部報」.廣松 渉氏,松浦寿輝氏,柴田元幸氏ほか綺羅星のような執筆者の知られざる小論考やエッセイから教室の素顔まで,自由で楽しい「知」の現場の舞台裏をいきいきと伝える.

はじめに――言の葉の舞う散歩道(石井洋二郎/2014年度教養学部長)
協奏を支える「通奏低音」として――「教養学部報」の来歴にふれて(川中子義勝/編集委員長)
「教養学部報」編集余話(鈴木基美/元編集員)

I 「娘には言えないインドひとり旅」ほか学問する人生に関する論考
 もう一つの「教養解体」――学部長のベトナム訪問に寄せて(古田元夫)
 変わる駒場,変わらぬ駒場――〈駒場をあとに〉(木畑洋一)
 駒場でしてもらいたくないこと,してもらいたいこと(山影 進)
 本を読んだ記憶――経済学と統計学を学びはじめた頃(中村隆英)
 紀元二千年の日本(衛藤瀋吉)
 「君命」を辱しめず――滞米雑感(平川祐弘)
 日本人と法(長尾龍一)
 演劇研究の地平――新しい知の分野(渡邊守章)
 「教養」の擁護(本間長世)
 アメリカ――本の旅(亀井俊介)
 服色と身分と個性(義江彰夫)
 間違いだらけの雄選び――動物座談会(長谷川寿一)
 スー・チー・さんのこと(河内十郎)
 カオス出門(金子邦彦)
 「性差文化論」繁盛記(瀧田佳子)
 レーヴェンフックの顕微鏡(松田良一)
 娘にはいえないインドひとり旅(長崎暢子)
 動物の「ボディープラン」の謎を探る――シグナル分子と形態形成遺伝子(浅島 誠)
 脳の不思議(酒井邦嘉)
 言語の壁――日本の学問が見えない(三谷 博)
 ノーベル賞資料の使い方(岡本拓司)
 芥川賞を受賞して(松浦寿輝)
 美しく立つ――〈私のいち押し〉(渡會公治)
 火星を緑の星に――藍藻研究者の夢(大森正之)
 生命と地球の歴史――大量絶滅の科学(磯?附s雄)
 体験考古学の試み(本村凌二)
 豊かに生きて探究すること(北川東子・黒田玲子)
 訳読について(菅原克也)
 英語教師芥川龍之介の作法と教訓(井上健)
 世界柔道選手権を制した秘技「柴山縦」(松原隆一郎)
 三大災害(地震,津波,原子力発電所事故)の科学技術社会論的分析(藤垣裕子)
 駒塲の桜 由来を訪ねて(佐藤俊樹)
 サラブレッドもヒトも乳酸を使って走っている(八田秀雄)
 イクメンザル,コモンマーモセットの子育て(齋藤慈子)
 パリに到着するということ(小林康夫)

II 「自分の才能が知りたい」ほか学生に関する論考
 数学の学び方――〈大学での学問〉(杉浦光夫)
 アンデスで黄金をみつけた話(大貫良夫)
 入試の「誤答」の光と影〈池上嘉彦〉
 森の乳(船曳建夫)
 大学の勉強と「学力」(柴田元幸)
 若者たちのオカルティズム(下條信輔)
 寅さんはなぜ寅次郎か――「男はつらいよ」の秘密(延廣眞治)
 運動の素質を決める(?)遺伝子(石井直方)
 駒場の哲学――二つの授業風景(野矢茂樹)
 糞土の墻は杇るべからざる也(神野志隆光)
 自分の才能が知りたい(深津 晋)

III 「最後の帝大教授」ほか教員の去就に関する論考
 教壇に隠れてヒッソリと――駒場をあとに(廣松 渉)
 外國語敎育への惜別(小堀桂一郎)
 最後の帝大教授(川本皓嗣)
 創造力の源泉,数学――〈時に沿って〉(小林俊行)

IV 「駒場のトイレに見るセクシズム研究序説」ほかキャンパスに関する論考
 ネオテニー(毛利秀雄)
 夾竹桃と文書館――トルコの滞在から(山内昌之)
 セックスウォッチングのすすめ(山本 泰)
 絵と詩のなかの駒場風景(芳賀 徹)
 駒場の巨木たち(木村武二)
 鳥将棋(斎藤兆史)
 大ガラスの向こう側,さえも(岩佐鉄男)
 セルバンテスの機知(斎藤文子)
 総合する知.歴史と未来――精神の三半規管について(見田宗介)
 「100mを速く走るゼミ」報告(小林寛道)
 カブトガニの受難(清野聡子)
 駒場のトイレに見るセクシズム研究序説(道垣内弘人)
 駒場の素敵な芝居小屋――キャンパスプラザホール一周年記念公演(松岡心平)
 爆笑問題を迎えて――新入生と考える〈教養〉問題(兵藤俊夫)
 学部報とわたし――〈500号記念特集〉(斎藤正彦)
 鉛筆の書き込み――図書館という書物の森(石井洋二郎)
 駒場美術博物館 資料室オープン――学際的展覧会カタログの宝庫(今橋映子)
 「矢内原忠雄と教養学部報」展(川中子義勝)

V 「狂気と社会」ほか本格論考
 狂気と社会(ミシェル・フーコー)
 飜訳について――講演会(ドナルド・キーン)
 アジアの他の地域と対置した日本社会の性格(司馬遼太郎)

おわりに――出発の場である駒場より(河合祥一郎/前編集委員長)<br>
執筆者一覧

【著者紹介】
東京大学教養学部教養学部報編集委員会
東京大学教養学部教養学部報編集委員会

内容説明

綺羅星のような執筆者たちの知られざる論考。東大教養学部で65年続いている学内新聞から「自分の才能が知りたい」「最後の帝大教授」、「駒場のトイレに見るセクシズム研究序説」など、選りすぐりのエッセイを収録。現役・歴代の東大教師、さらに外部の著名人による珠玉の70本。

目次

1 「娘にはいえないインドひとり旅」ほか学問する人生に関する論考(もう一つの「教養解体」―学部長のベトナム訪問に寄せて(古田元夫)
変わる駒場、変わらぬ駒場―“駒場をあとに”(木畑洋一) ほか)
2 「自分の才能が知りたい」ほか学生に関する論考(数学の学び方―“大学での学問”(杉浦光夫)
アンデスで黄金をみつけた話(大貫良夫) ほか)
3 「最後の帝大教授」ほか教員の去就に関する論考(教壇に隠れてヒッソリと―駒場をあとに(廣松渉)
外國語教育への惜別(小堀桂一郎) ほか)
4 「駒場のトイレに見るセクシズム研究序説」ほかキャンパスに関する論考(ネオテニー(毛利秀雄)
爽竹桃と文書館―トルコの滞在から(山内昌之) ほか)
5 「狂気と社会」ほか本格論考(狂気と社会(ミシェル・フーコー)
飜訳について―講演会(ドナルド・キーン) ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

103
東京大学の教養学部報に掲載された、先生方のエッセイを1冊にまとめたものです。教養学部なので2年生くらいまでが対象なのでしょうが、かなり読んでみて水準が高いものがあるように感じました。最近東大出版会はこのような本や高校生向けの金曜講座を本にしたりとかなり苦労しているようです。若い人は本をあまり読まないようになってきているのかもしれません。私はこれの前の「大学の散歩道」(50年前の本)を持っているので再読して比較してみようかと思います。2016/06/24

犬養三千代

1
教養の質の変化を考えた。 これから先に「どういう事象」が教養になるのだろう?2016/07/01

Daito Sugimoto

0
努力バイアスだな2016/09/27

やまうち

0
⭐︎112022/05/21

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