人は時代といかに向き合うか

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784130033381
  • NDC分類 304
  • Cコード C1000

出版社内容情報

近代日本政治史研究の大家による珠玉の学問論。好評を博した『学問は現実にいかに関わるか』(2013年刊)の姉妹編。

近代日本の形成に関わった政治家,科学者,宗教家,文芸家等のそれぞれの時代との交渉を追跡し,政治史家としての研鑽に裏打ちされた著者の同時代観を提示する.好評を博した『学問は現実にいかに関わるか』(2013年刊)の姉妹編として,時代と向き合い歴史を学ぼうとするすべての人々に.

? 日本の近代とさまざまの戦後
1 一国近代化路線の終わりと将来の日本
2 冷戦後の日本の政治
3 冷戦後の国際政治秩序
4 政治社会の没落
5 二つの戦後
6 二つの吉田茂像

II 知識人の同時代観
1 日本近代化とハーバート・スペンサー
2 勝海舟と日清戦争
3 内村鑑三と日清戦争
4 吉野作造の民本主義論
5 南原繁先生とその時代
6 南原繁をめぐる人々
7 中江丑吉の同時代性

III 二つの日本近代批判
1 田中耕太郎の近代批判
2 共同体における人格
3 中国における法家の時代と田中耕太郎
4 丸山眞男『「文明論之概略」を読む』を読む
5 丸山眞男『戦中と戦後の間 1936-1957』に見る少数者の思想


IV 時代の転換にいかに向き合うか
1 森?外の歴史認識
2 「渋江抽斎」の文化史的観点
3 幕末政治家栗本鋤雲とその維新後
4 ジョージ・オーウェル「チャールズ・ディケンズ」によせて

? 史料と時代
1 史料との出会い
2 政治家の日記
3 外交史研究の出発点
4 史料としての新聞
5 震災の時代と明治新聞雑誌文庫
6 史料から見た原敬・安田善次郎暗殺
7 政治史料としての荷風日記
8 こころの風景の中の荷風

【著者紹介】
三谷 太一郎
三谷太一郎:東京大学名誉教授

内容説明

時代といかに対するか。近代日本の形成に関わった政治家、学者、宗教家、文芸家等のそれぞれの時代との交渉を追跡し、政治史家としての研鑽に裏打ちされた著者の同時代観を提示する。

目次

1 日本の近代とさまざまの戦後(一国近代化路線の終わりと将来の日本;冷戦後の日本の政治 ほか)
2 知識人の同時代観(日本近代化とハーバート・スペンサー―長尾龍一『日本法思想史研究』によせて;勝海舟と日清戦争 ほか)
3 二つの日本近代批判(田中耕太郎の近代批判;共同体における人格―野田良之先生と田中耕太郎先生 ほか)
4 時代の転換にいかに向き合うか(森鴎外の歴史認識―江戸時代観と同時代観;「渋江抽斎」の文化史的観点―和辻哲郎の鴎外批判によせて ほか)
5 史料と時代(史料との出会い;政治家の日記 ほか)

著者等紹介

三谷太一郎[ミタニタイチロウ]
1936年岡山市に生まれる。1960年東京大学法学部卒業。現在、日本学士院会員、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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馬咲

2
一通り読了後、各収録論文の掲載年を見ると、著者が自身の生きる時代を観察する視野が、鴎外、荷風、勝海舟等の知識人の歴史認識の多様な考察の経験を経て、より広範かつ基底的に発展していったのだということが分かる。現代日本の政治・経済・学問の行き詰まりの根底に共通するのは、いわば「信用危機」なのではないか、そんな困難な時代と向き合う「能動的市民」を育む知的共同体の条件は何か、という問いを著者は提起してくる。本書の構成には、ただ著者の答えを与えるのではなく、読者の自発的な気づきを引き出したいという意図が感じられた。2022/11/29

ただの人間

0
江戸時代から戦後にかけての知識人、文化人の時代感についてのエッセー集。モノグラフィーほど堅苦しくなく、内容の割にスムーズに読み進めることができた。勝海舟から田中耕太郎まで、様々な時代、立場の人間が、どのように時代に規定され、他方でどのように時代を見ていたのかが、資料との関係も含め論じられる。問いを立てるきっかけや感度を養うことにつながる一冊。ただ、ほぼ初出のまま収録しているからなのか、書式(ですます調かである調かなど)の不統一はやや気になった2019/04/13

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