出版社内容情報
好評シリーズ『高校生のための東大授業ライブ』第4弾! 未知なるガクモンの宇宙に、いざ出発!
ガクモンが拓く宇宙とは,どんなものだろう? 大学でする研究とは,どんな社会のチカラになるのだろう? 東京大学のスタッフが高校生のために開く特別講座の記録,待望の続編.「反粒子」や「レアメタル」が拓く地平,人の,詩の,ことばの力強さが展開する東大の教室にようこそ!
I 伝えるちから
1 イラストレーションのパワー(寺田寅彦)
2 目でよめる暗号――伝える・伝えないのロジックとテクノロジー(山口 泰)
3 現代詩の実験(中尾まさみ)
4 君たちは空海を知っているか?(竹内信夫)
II 究めるちから
5 自然科学者への道(堀越正美)
6 1+1=0の世界の幾何学(松本 眞)
7 役に立つ反粒子――「陽電子」(兵頭俊夫)
8 結晶、アモルファス、準結晶(枝川圭一)
9 原子シミュレーション(梅野宜祟)
10 未来材料――チタン、レアメタル(岡部 徹)
11 つつみこむ化合物(錦織紳一)
12 ミクロの目でみる骨格筋(長田洋輔)
III つながりのちから
13 ネットワークの科学(増田直紀)
14 デジタルネイティブの時代――IT時代以後の日本社会(木村忠正)
15 前野良沢と志筑忠雄のしごと(鳥井裕美子)
16 香港から考える(谷垣真理子)
【著者紹介】
東京大学教養学部
目次
1 伝えるチカラ(イラストレーションのパワー;視覚で復号する暗号画像―目で見てわかる暗号とは?;眩惑する言葉―現代詩の実験を楽しむ;君たちは空海を知っているか?)
2 未知のチカラ(科学者になるということ―自然科学者への道;1+1=0の世界の代数・幾何・応用;「陽電子」:役に立つ反粒子;固体の原子配列の秩序形態―結晶・アモルファス・準結晶)
3 知のチカラ(未来材料:チタン・レアメタル;材料の強度と物性の原子レベルシミュレーション;包接化合物の世界―包みこむ、包みこまれる化合物;ミクロの目でみる筋肉の世界―骨格筋は再生する)
4 つながりのチカラ(ネットワークの科学;情報ネットワーク社会としての日本社会―デジタルネイティブの現在;異文化の翻訳―前野良沢と志筑忠雄の仕事;「香港」という「地域」を観る)