一神教とは何か―公共哲学からの問い

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  • サイズ A5判/ページ数 455,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130032056
  • NDC分類 161.1
  • Cコード C3000

出版社内容情報

日本において一神教的なものの系譜はどうなのか。現代世界の宗教をめぐる諸問題について、公共哲学の観点から、対話をくりひろげた知の饗宴。

内容説明

「一神教とは何か」という問いが、つきつけられてある。その問いに対し本書は、一神教を外側からかつての「厳密な学」風に定義し再構成し叙述して答えようとするのではない。内側からその生きた現実を証し語ろうとする。

目次

発題1 新約聖書における神と自他―人格主義的神学と場所論的神学
発題2 旧約聖書の宗教はいかなる意味で「一神教」的であったのか
発題3 人間の淵―ハーヤー存在とアウシュヴィッツ的解釈学
総合討論1
発題4 救済史の物語と神義論―一神教の落とし穴
発題5 アウグスティヌスの神探究―日本を公共性へと開く「神論」への途を求めて
発題6 唯一神と人格神
発題7 日本思想における「一神教的なもの」
総合討論2
発題8 イスラーム政治思想における自と他
シーア派少数派における神観と他者認識

著者等紹介

大貫隆[オオヌキタカシ]
1945年生れ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻、新約聖書学・古代キリスト教文学

金泰昌[キムテエチャン]
1934年生れ。公共哲学共働研究所長。来日(1990年)。専攻、政治哲学・比較社会思想

黒住真[クロズミマコト]
1950年生れ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻、日本思想史・倫理学・比較思想宗教

宮本久雄[ミヤモトヒサオ]
1945年生れ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻、哲学・比較古典論・キリスト教思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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遠藤 a.k.a. Kon

0
発題をうけての討議がアツい。再読予定。2012/06/23

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