南原繁の言葉―8月15日・憲法・学問の自由

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130010047
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1000

内容説明

戦後初の東大総長・南原繁。平和と民主主義、学問の自由を守るために終生、闘い続けた。南原の言葉を継いで、日本の歴史と現在、そして未来について、いま言うべきことを言っておきたい―。日本国民のエネルギーが再び、偏狭な民族主義に向かわないために。「8月15日と南原繁を語る会」(2006年、東大安田講堂で開催)の全メッセージ。

目次

第1部 東大の一九四五年八月十五日と南原繁(終戦前後の東大と我々が受けた教育;八月十五日に考える;東大キャンパス二つの接収計画―日本陸軍と占領軍GHQ;南原繁覚え書)
南原繁の言葉(学徒の使命その一―一九四五年四月;学徒の使命その二―一九四五年九月;新日本の建設―一九四五年十一月;新日本文化の創造―一九四六年二月)
石井勗『東大とともに五十年』(東大をどうか我々の墓場に;GHQの東大占拠差止め事件)
南原繁とアカデミック・フリーダム
第2部 南原繁の歴史的意義と現代的意義(政治学者・南原繁;南原繁と憲法九条;南原繁と靖国問題;南原繁と倫理的想像力)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tomitakeya

2
終戦後の初代東大総長、南原繁を語る会の記録。教育と文化の府である東大をGHQと対峙して守り抜いた。平和を守る、学問の自由を守る、覚悟に感服した。一度読み通しただけでは理解できなかった。熟読する価値ある数々の言葉がここにある。2020/04/22

くまお

2
敗戦直後、南原繁の一連の演述が敗戦のショックでへたりきっていた日本人を元気づけ、その後の復興の大きな原動力となったという事実はもっと知られて良いと思う。(恥ずかしながら、知りませんでした)さて、あれから70年、日本人(自分)は南原繁が掲げた「世界の前に恥なき国民」になっているか?うーん、自信ない…(´Д`)2013/12/08

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