内容説明
野球実況30年超、NHKのハイテンションな名物アナが甲子園を“9倍”楽しむ方法を教えます!「怪物」「アイドル」「名監督」「解説者」に対し言葉で勝負する著者ならではの秘話が盛り沢山。バントの醍醐味、初戦突破の壁といった通好みの視点や、選抜選考、球場整備などの舞台裏も。
目次
1回 高校野球がツーレツに楽しくなる9の視点
2回 投手のここに注目
3回 打者のここに注目
4回 アイドルを知れば9倍楽しい
5回 監督を知れば9倍楽しい
6回 “別格”を知れば9倍楽しい
7回 想定外を知れば9倍楽しい
8回 放送席を知れば9倍楽しい
9回 「舞台裏」と「名物」を知るともっと楽しい
著者等紹介
小野塚康之[オノズカヤスユキ]
1957年東京都生まれ。NHKシニアアナウンサー。学習院高等科を経て学習院大学卒業後、1980年NHK入局。スポーツ中継、特に野球実況で活躍。現在は神戸放送局に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドリル
12
★★★2022/08/29
白義
11
野球実況歴35年、ベテランがその実況歴のありったけを駆使して詰め込んだ高校野球の楽しみ方。バッターを語るなら一番から九番まで全てに見どころと歴代名シーンを語り、グラウンドの整備員にまで眼を光らせることの出来る愛の深さ、細やかな目配りが素晴らしい。ラジオのように映像のない時でも選手たちの、試合の一瞬一瞬を実況しなければならない職業柄か、文字だけでもそれぞれの試合がありありと立ち上ってくる。いわば35年の高校野球の名シーンだけ切り取り極上の文章で語った本なのだから面白くないわけがない。読むだけでも楽しい一冊だ2018/04/08
よっしー
11
★3 当然なんだけど、小野塚さんは野球好きなんだというのがよくわかる。びっくりな誤植があったのが残念。2016/05/12
くりのすけ
11
観戦力というよりは、著者の思い出話がメインであった。結構、最近の大会がメインで書かれてて、あぁ懐かしいと思うところもある反面、あれも入れておいてと思うところもあり。今年は、注目校が予選で敗退しているのが残念だが、予選にもドラマがあるのが高校野球だ。2015/08/05
rabbit
7
小野塚さんの高校野球の実況が好きなので、気になって読んだ。あまり昔の話は分からないところもあったが、ここ15年位の話は共感できた。解説する側の裏話など、なるほどなと思う部分も多かった。2016/02/27