出版社内容情報
対面、電話、メール、SNS……私たちは日々、コミュニケーションを取っている。街には広告があふれ、テレビや新聞はニュースを伝える。それら多くの情報をどうやって処理しているのだろうか。中には、購買意欲がわくように効果を誇張した宣伝や、都合の悪いことを言い繕うためのごまかし、根拠のない誤情報も混ざっている。
だまされないために、どう心構えし、対処すべきか。言語心理学から冷静に分析する。
内容説明
「オレだけど、会社の金を使い込んだんだ…」。振り込め詐欺の典型的な手口だが、私たちはなぜ簡単に騙されてしまうのか。詐欺だけではない。店頭や電車内には、効果を誇張した宣伝があふれ、政治家や官僚は都合の悪いことを言い繕い、SNSでは根拠のないフェイクニュースが流布している。騙されないために、どう心構えし、行動すべきか。社会心理学の観点から冷静に分析し、対処法を伝授する。
目次
第1章 説得する―そのメカニズムを探る(世の中をどのように判断するか―社会的情報処理;他者にどのように影響を与えるか―説得の過程)
第2章 宣伝する―広告に惑わされる(人を惑わせる表現;数値での誘導;体験談広告の問題点;要請技法;誘導から逃れるには?;「サブリミナル」は本当か?)
第3章 騙す―日常生活に潜む危険(特殊詐欺の落とし穴;悪質商法のテクニック)
第4章 言い逃れる―詭弁を弄する政治家たち(大臣、官僚の言いくるめ術;首相の言い逃れ;ごまかし答弁は有効なのか?)
第5章 信じ込む―フェイクニュースが跋扈する(フェイクニュースの蔓延;信じ込んでいく過程;SNSと意見の分極化;フェイクニュースへの対処)
著者等紹介
岡本真一郎[オカモトシンイチロウ]
1952年、岐阜県生まれ。82年、京都大学大学院文学研究科博士課程(心理学専攻)満期退学。愛知学院大学文学部講師、助教授、教授等を経て、同大学心身科学部心理学科教授。94年、ブリストル大学客員研究員。博士(文学)。専攻・社会心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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