中公新書<br> 月経のはなし―歴史・行動・メカニズム

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中公新書
月経のはなし―歴史・行動・メカニズム

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021540
  • NDC分類 495.13
  • Cコード C1247

内容説明

毎月一回、女性に訪れる月経。この生理現象が彼女たちの体・心・行動に与える影響は大きい。だが、男性は実際の様子をほとんど知らず、女性もその深い実態を理解しないまま、毎日を過ごしている。本書は、苦痛のやわらげ方や病気との関連といった基礎知識から、魔女狩りをはじめとするタブーの歴史、犯罪や自殺との関連といった文化面までを取り上げる。産婦人科学の第一人者がやさしく語る、この身近な“神秘”の世界。

目次

序章 女性の体では、毎月、なにが起こっているのか?
第1章 月経と魔女狩り―偏見の歴史のなかで
第2章 月経で読み解く女性の行動
第3章 月経と犯罪・自殺―周期や量の異常
第4章 月経がなくなると―病のつらさ
終章 女と男を分かつ「豊かな血」
補遺 月経と生殖医療

著者等紹介

武谷雄二[タケタニユウジ]
1947(昭和22)年、神奈川県生まれ。産婦人科医、医学博士。1973年に東京大学医学部医学科を卒業後、東京大学医学部附属病院産婦人科教室医員、助手、講師、助教授を経て、92年より東京大学医学部産科婦人科学教室教授。1999~2001年、および、2007~11年に東京大学医学部附属病院病院長を併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和草(にこぐさ)

12
産婦人科医による月経のはなし。わかりやすく書いてあり、女性の社会進出にも触れていて○。男性にも読んでもらいたい。2014/05/03

tall_hemlock

3
医学的・生物学的な事実は興味深いのだけれど、残念ながら歴史(女性史というのかしら)とかの部分はなんていうか、「調べて結論を導いた」じゃなくて「結論を補強する材料を探してきた」みたいな感じがしたのでちょっと評価ダウン。男女共同参画の辺りもなんかこう、もう一歩進めた意見が欲しいような感じで。ただ、(多分特に女性にとって?)知っておくといいことがたくさん書いてあるのは確かなので、自分の身体の中で何が起こっているのか興味があるひとは、読んでおいたらいいと思う。2012/10/11

あさ

1
月経のメカニズムから歴史的な扱い、女性の社会進出との関連までさまざまなトピックに触れてある。一読の価値はあるが著者の思想には頷けないところもあちこちにあるかな。2023/11/24

とん

1
『月経のはなし』もっと早く知りたかった。結局、脳がエストロゲン(ホルモン)出してなーと伝えると、卵巣がエストロゲンを出し、排卵。黄体期に入って妊娠が起こらないと、卵巣がエストロゲンを止めてしまい、月経となるのか。妊娠が起こると、着床した卵から指示が出て卵巣はエストロゲンを分泌し続けるので、月経とはならない。月経前には倦怠感や不安感が高まるらしい。大変だな…。個人的には休んで良いと思うんだけど、男女差別になるんだとか。不浄なものとされてきた歴史もある。知識と理解が進めば、もっと変わるんだろうなあ。2018/07/08

T

1
ちょっと進化観が気になったけれど、生理に関する為になる内容が詰まっていて読んで良かったです。2016/05/20

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