中公新書<br> 小村寿太郎―近代日本外交の体現者

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中公新書
小村寿太郎―近代日本外交の体現者

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021410
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

内容説明

幕末に結んだ欧米列強との不平等条約の改正を目指し、一九〇〇年代に日英同盟、日露戦争、韓国併合を推進した外相・小村寿太郎。日向国飫肥藩の下級藩士に生まれた小村は、病弱で一五〇センチに満たない身長、非藩閥出身と恵まれない出自ながら、第一回文部省留学生としてハーバード大学に留学。抜群の語学力と高い交渉能力を身につけ、日本を「一等国」に引き上げた。帝国主義と国際協調の間を巧みに動いた外政家の真実。

目次

序章 二つの視覚
第1章 維新の激動のなかで
第2章 外務省入省―官僚への転身
第3章 日清戦争の勃発―駐清・駐朝公使時代
第4章 「ねずみ公使」として―義和団事件への対応
第5章 日英同盟と日露戦争―一九〇一年、外相就任
第6章 戦時外交と大陸進出―「満州問題」の発生
第7章 同盟国の外交官―駐英大使として
第8章 米中の狭間で―第二次外相時代
終章 小村外交とは―帝国主義外交下の権力政治

著者等紹介

片山慶隆[カタヤマヨシタカ]
1975(昭和50)年神奈川県生まれ。99年学習院大学文学部史学科卒業。2005年一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。一橋大学COE研究員、早稲田大学政治経済学術院助教を経て、2010年4月より関西外国語大学国際言語学部専任講師。専門は日本近代史・日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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