出版社内容情報
登山や温泉など、身近に親しんでいる火山だが、地下では何が起きているのだろうか。最新の地球科学の成果をもとに、その仕組みを解明。
内容説明
誕生してから四六億年たった今でも、地球の内部は冷たくなることなく、ドロドロに溶けた灼熱の世界である。マグマが地球の表面に押し出されるとき、地上には火山が形成される。登山、温泉、紅葉狩りなど私たちの生活に親しみ深い山々だが、地下ではどのようなことが起きているのだろうか。本書は、急速に進展している地球科学の成果を紹介し、日本人になじみ深い火山とマグマを探検する試みである。
目次
第1章 火山とは何か
第2章 プレートの運動
第3章 地球上の火山活動―マグマの上がってくるさまざまな場所
第4章 マグマの起源
第5章 マグマの多様な種類
第6章 マグマは変化する
第7章 火山ガス
第8章 火山の熱源と根もと
第9章 火山のエネルギー
第10章 火山のもたらす財宝
第11章 火山と気候変動
著者等紹介
鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955(昭和30)年東京都生まれ。1979年東京大学理学部地質学科卒業。通産省地質調査所、米国内務省カスケード火山観測所を経て、1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授。日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長、気象庁活火山改訂委員、内閣府災害教訓継承分科会委員、原子力環境機構国際有識者会議委員などを務める。火山研究のほか科学啓発に熱心な「科学の伝道師」。1996年日本地質学会論文賞受賞。2004年日本地質学会優秀講演賞受賞。専攻は火山学、地質学、地球変動学、科学教育、アウトリーチ。理学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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