出版社内容情報
咳は風邪のせい、息切れは年のせい―軽く考えがちな異常に潜む重大な疾患とは?数百万の患者がいながら知られざる慢性病の実態。
内容説明
咳や痰が出れば風邪のせい、息切れが起これば年のせい―と、私たちは軽く考えがちだ。しかしその陰に肺の生活習慣病(COPD)が潜んでいるかもしれない。医師にも十分には知られていないこの病気の患者数は糖尿病を上回る数百万人と言われる。正しい治療を受けなければ治癒は遅れ、医療費もかさみ、生活の質の低下は免れない。社会的損失もまた大きい。知られざる疾患とどう向き合うか。診断と治療、予防法を紹介する。
目次
第1章 サインは咳と痰、息切れ
第2章 芽吹く肺、たそがれの肺
第3章 暴走する炎症
第4章 どこを診るのか、どう治すのか
第5章 社会がつくる病気、COPD
第6章 期待される直角人生へ
著者等紹介
木田厚瑞[キダコウズイ]
1945年(昭和20年)、石川県に生まれる。70年、金沢大学医学部卒業。75年、金沢大学大学院医学研究科修了、東京都老人医療センター呼吸器科勤務。77~80年、カナダ・マニトバ大学に留学。1994年、東京都老人医療センター呼吸器科部長、2003年から日本医科大学呼吸器内科教授、日本医科大学呼吸ケアクリニック所長。専攻、呼吸器(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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