出版社内容情報
異国を旅する醍醐味は、不自由さにこそある。旅の達人が、異国のカフェで、ホテルの屋根裏で、国境で味わった、とっておきの瞬間とは
内容説明
海外旅行は不自由さの連続だ。言葉の壁に突き当たり、知らない食べ物に変調をきたし、ホテルのバスルームでため息をつく。けれど、ままならない瞬間にこそ、異国の醍醐味がある。旅の達人が、見知らぬ町のカフェや公園、ホテルの屋根裏部屋、はたまた国境検問所で行き会った、得がたい体験とは。自由に気ままに出かければ、とっておきの出会いは、あちこちに転がっている。著者ならではの旅の記憶が詰まった、異国のススメ。
目次
同行二人
王様の旅立ち
機内にて
最初の一歩
朝食の前
夢の舞台
足が地につく
泉のほとり
カフェのひととき
公園にて
美術館巡り
オペラ座の一夜
動物園へ行こう
鉄道小旅行
国境を越える
ホテル暮らし
バスルームの使い方
言葉の壁
言葉の壁穴
ホワット・アイ・アム・ドゥーイング・ヒアー?
教訓歌集
時間の蓄え
旅の終わり
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940年(昭和15年)、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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