駐在日記

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050237
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

昭和五十年。横浜で刑事をしていた蓑島周平は、皆柄下郡・雉子宮駐在所に赴任した。ある事件で心身に傷を負った妻の花と穏やかな暮らしをするため、自ら希望した人事だった。しかし、優しくて元気な人ばかりのこの雉子宮にも、事件の種は尽きないようで……。平和な田舎の村を守るため、駐在夫婦が駆け回る! 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、どこか懐かしい警察連作短編。

内容説明

平和な田舎に事件なんて起きない…と思ってたのに。事件解決のカギは入念な捜査とお節介。駐在さん×元医者の妻がワケありな謎を解き明かす。「東京バンドワゴン」シリーズ著者が初めて描く、連作短編警察小説。

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。2003年、『空を見上げる古い歌を口ずさむpulp‐town fiction』でメフィスト賞を受賞しデビュー。著作多数。魅力的な登場人物と温かな筆致で、読者からの熱い支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

151
まるきり昭和!田舎にだって、そこに暮らす人々には日常なにかしらある。小路作品は温かく優しい。だが温かいだけじゃなく人として(と、云っては大げさだろうか?)失ってはいけないものを、思い起こさせてくれるかのようなのだ。だから読書は止められないんだよね。若い駐在さん夫婦と住民たちのやりとりも好い。これは続編も有りでしょう!子犬の「ミル」と一緒に私も、この駐在所で暮らして皆を見て行きたいものです。2017/12/17

けんとまん1007

148
毎度の小路カラー。安心して、ほっとできる。村の駐在さん・・懐かしい響き。小さい頃、駐在所があったことを想い出した。昭和の空気感、じんわりと滲んでいる。そんな暮らしの断片を切り取った短編集。こんな空気感が、少しずつなくなってきているのは、少し、寂しいかも。2018/04/10

takaC

148
よく考えると村社会の悪習の温床になりうるお話でした。読み終わってブックカバーを外し表紙を見ると周平&花と思われる絵が描かれていたが、話を読みながらイメージしていた姿とは二人ともだいぶ違っていた。2018/02/27

タイ子

136
昭和50年、田舎町の駐在所に赴任してきた元刑事の周平さんと、元外科医の奥様、花さんの日々の駐在物語。花さんは過去の事件でケガを負いメスを握れなくなり心身が安らぐようにと周平さんが願い出て駐在所に勤務。うぐっ、優しすぎる。でもって大きな事件も起こらないが、小さな事件が起これば田舎町ならではの町民の団結力、お節介が2人を助けてくれるという、この辺りは想像していた内容とちと違う感じで…。ま、大事件は本格ミステリにおまかせと言うことで。携帯など無かった時代だからこその物語が懐かしくもほんわかと胸に響いてきました。2018/03/20

とし

133
事件の結末はとにかく、良いですね駐在所と村民と人達とのほのぼのとした交流、祖父母の田舎を思い出します。2018/07/05

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