踊る星座

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050107
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

しがないダンス用品会社のセールスレディのわたしの一日は、朝から夜まで白目をむくような珍事件の連続。痴情のもつれた上司に振りまわされ、手の焼ける客の人間関係に巻き込まれる……現代を生き抜く女性の汗と涙を、実感を込めて戯画化した、ありそうであり得ない長い一日の物語。芥川賞作家・青山七恵の爆走ユーモアが炸裂!

内容説明

ダンス用品会社のセールスレディが疲労とアクシデントにまみれて疾駆する!勤労の喜びとうっぷんがあふれだす“笑劇”的な最新小説。

著者等紹介

青山七恵[アオヤマナナエ]
1983年埼玉県生まれ。筑波大学図書館情報専門学群卒業。2005年、大学在学中に書いた「窓の灯」で第42回文藝賞を受賞しデビュー。07年「ひとり日和」で第136回芥川龍之介賞受賞。09年「かけら」で第35回川端康成文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

115
ごめんなさい<(_ _)>私には合わなかった・・読んだことは読んだけれど、ただ字を追っただけの時間だった。芥川賞作家さんだったのね~そうかと腑に落ちたが"笑劇"的と帯にあったが、私には笑えなかった・・感性が違うという事にしておく。2017/11/02

ままこ

65
シュールで混沌としてつかみどころのない奇妙な物語だった。2017/12/26

Koichiro Minematsu

59
短編の独立と思いきや、完璧なるつながり。作者の意図は狙っているっていうことに受けとりましたが。やはり抜け出れないんですか? 人は結局? いやそこに抜け出すヒントがあるんですよね。答えを模索することに、意義がある。うーん、背負う?2020/04/24

よこたん

46
“わたしは十一号サイズのスカートを穿いた無力な赤ん坊なのかもしれない。” 周りの人はおかしな人ばかりだけど、当の本人も相当おかしい。夢の中で、謎の横槍が入ったり、階段が巨大化したり、足がもにゃもにゃと痺れたりとかで、どうがんばっても目的地にたどり着けないジレンマを味わったことがある方なら「ああ」と思うかもしれない。津村記久子さんのお仕事小説的風味が微かに漂う気もしないではないが、青山さんのほぼほぼ平穏な退屈なまでの日常小説かと思って手に取った身には衝撃だった。踊っているのか、地に足がつかないのか謎だった。2018/07/20

Kei

40
大好きな作家さんなんですが、正直、本作は苦手。芥川賞作家的に見られがちな、難解なのが文学っぽいよ、みたいな。アバンギャルドなジャズこそ、高尚、みたいな。どちらもお好きな方申し訳ありません。ただ、私は、平易で日常にありがちなのに、絶対にない物語、を愛しているので、青山さん、次回期待しています。装丁と題名はとても素敵。2018/01/23

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