出版社内容情報
対華21か条要求、五四運動で揺れる大正時代に、吉野は日中両国の進むべき道を熱く論じた。その主張は今なお貴重な示唆を含んでいる。
目次
序章 いま、なぜ吉野の中国観か
第1章 大器の萌芽
第2章 政治学者としての出発
第3章 中国問題を論じ始める
第4章 袁世凱の野望と失敗
第5章 パリ講和会議と五四運動
第6章 黎明会と日中学生の交流
第7章 明治文化研究に着手
第8章 東大教授を辞す
終章 その後の中国と吉野
著者等紹介
尾崎護[オザキマモル]
1935年(昭和10年)生まれ。58年東京大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)入省。主税局長、国税庁長官などを経て、92年大蔵事務次官。94年国民金融公庫(99年から国民生活金融公庫)総裁。2002年早稲田大学法学博士号取得、03年から矢崎科学技術振興記念財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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