感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sachi
7
前半はチッコリーニ氏のおいたち、音楽歴、誰と出会い、どんな風に学んできたのか。そして、素晴らしい芸術家との出会い、共演の想い出など。後半からは、教える立場となってからの、音楽に対する考えがたくさん語られていて、とても良かったです。2018/10/01
スリカータ
6
名前は聞いたことがあるけど、演奏は聞いたことがないピアニストでした。幼少期の天才っぷりから演奏家、指導者になるまでの彼是。「あがり」を克服する事についてストリッパーにインタビューした話は興味深いが、翻訳ものの難しさか、今ひとつスッキリ解決した感じが伝わらなかった。2019/04/07
Ryosuke Tanaka
2
作曲家ではなく演奏家が前に出てくることを世も末的な現象として捉えているのはいつか読んだオネゲルの伝記と一緒だった。古風で素敵な人のようで、演奏もっと聴いてみたいと思わせるいい伝記でした。2012/09/01
ユミセツカヤ
1
とても良い本でした。チッコリーニさんの奏でる音の由来を知れたような気がします。印象的だったのは、「自分の出す音をまるで見えるもののように聴いていなくちゃいけないよ」という言葉。ピアノを弾く者として、イメージを膨らませる事がとても大切で、それは果てのない、正解はない、けれどとても自由な世界なのだと思いました。チッコリーニさんのレコードをまた聴きたくなりました。2018/02/19
葛
0
ALDO CICCOLINI "Je suis un lirico spinto..." 2006年5月から12月までのアルド・チッコリーニとパスカル・ル・コールの対談に基づいて作成 訳:海老彰子 2008年3月15日第1版第1刷発行 発行:株式会社全音楽譜出版社 編集:渡邊裕子 出版部長:新居隆行2016/01/06