内容説明
「スピード!!スピード!!スピード!!」「決断なき上司は無能と思え。社長へ直訴せよ」。成長し続ける会社の成功のエッセンス、老舗企業の失敗しない秘訣は、社訓に凝縮されていた!激情ほとばしるモーレツ精神から、創業者のきつーい戒めの言葉、会社の枠など飛び越え人類愛を唱えるワールドワイドな社訓まで。「こうした精神を見習えば我が社も」「同じ目標を持てば我々だって」―。思わずやる気が湧いてくる一冊。
目次
1 モーレツなる精神(すぐやる、必ずやる、出来るまでやる―日本電産;決断なき上司は無能と思え。社長へ直訴せよ―日清食品 ほか)
2 正直こそが儲かるコツ(一人のお客さまに誠実を尽せ。これが野越え山越えの精神である―ヨークベニマル;天職を全うするには、人の信を得る事が最も大切である―コクヨ ほか)
3 スケールはデカい方がいい(人間尊重―出光興産;開拓者精神―サントリー ほか)
4 常に自らを戒めよ(本を読む時間をもて―鹿島建設;自分に対しては損と得とあらば損の道をゆくこと―ダスキン ほか)
著者等紹介
千野信浩[チノノブヒロ]
1961(昭和36)年熊本県生まれ。広島大学総合科学部卒。経済週刊誌記者として、就職を切り口にした教育問題などの特集記事を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
70
過労死で問題となった電通の「鬼十則」をはじめ25社の社訓が紹介されている。その鬼十則を読んでみたが人が過労死で亡くなったこととの関係は薄いように思う。鬼や殺されるといった言葉が入っているが過労死の問題そのものは会社の風土であり体質だ。それを無くしたり替えたりすることが対策や予防にはならない。この本にはそういった会社の社訓を見習えば思わずやる気が湧く一冊と説いているところが気になった。社訓や社是というのは会社の精神論だ。それを振りかざして個人のやる気を鼓舞できるのかどうか、どうなのだろう・・・・図書館本。2017/01/10
mitei
24
社訓には創業者の想いがずっと生き続けるために大切なものなんだなと実感した。2012/06/10
isao_key
8
大手企業の社是・社訓からその企業について考察する。創業者や歴代社長の信念やモットーは、その企業の本質そのものである。だが社是から企業を考えてみた本は、意外に少ないように思う。本書で取り上げられているのは25社+破綻企業3社。それぞれ企業の顔が見えておもしろい。ヱスビー食品の社訓を読むと、社員を鼓舞し発破をかけている。ヨークベニマルのチラシ第1号に「ベニマルは小さなお店です。キタナイお店です。設備もお粗末。商品も不揃いです。何もとりえはございませんが、ただ一つ真心だけを買ってください」と書かれていたという。2015/01/25
貧家ピー
8
巻末に掲載されている倒産した会社の社訓をまとめた本があれば、役立ちそうな気がする。2007/05/31
connect
7
自己のミッションステートメントの参考として社訓を知ろうと思ったのがきっかけ。本書は有名な会社の社是や社訓を扱っているが、量、解説共に微妙で残念。社訓は創業者の意向が反映されているため創業者の生い立ちについて記載するのは仕方ないがページ制限のためか中途半端。2019/01/20
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