新潮選書<br> 明治維新の意味

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明治維新の意味

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038532
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0331

出版社内容情報

どうしても「国史」として語られてきた明治維新。欠落していた世界史的・比較史的視点から試みた、新しく画期的な「維新論」の提示。

内容説明

明治の国家運営は、なにが優れていたのか?かの石橋湛山は明治維新の改革を高く評価した。新政府成立から時をおかず、遷都、廃藩置県、徴兵制、地租改正、義務教育、鉄道・通信の敷設と、矢継ぎ早に実行に移し、西南戦争などの内憂もありながら、憲法制定、議会政治樹立にまで至る。この間のスピード感あふれる政治の実態を、現代の政治学者の眼から生き生きと描き、新たな「明治維新論」を提示する。

目次

明治維新はどう論じられてきたか
江戸時代の遺産
開国と幕府の崩壊
新政府の成立
権力・国力基盤の整備
岩倉使節団
明治初期アジアの国際関係
大久保独裁の現実
自由民権運動と明治一四年政変
朝鮮問題と条約改正
明治憲法の制定
議会政治の定着
明治革命の終わり

著者等紹介

北岡伸一[キタオカシンイチ]
1948年、奈良県生まれ。東京大学名誉教授。2015年より国際協力機構(JICA)理事長。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。立教大学教授、東京大学教授、在ニューヨーク国連代表部大使、国際大学学長などを歴任。2011年、紫綬褒章受章。著書に『清沢洌―日米関係への洞察』(サントリー学芸賞受賞)、『日米関係のリアリズム』(読売論壇賞受賞)、『自民党―政権党の38年』(吉野作造賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

65
政治学が専門でご自身も「明治維新の専門家ではない」と「あとがき」に記している。序章から判断すると従前のマルクス史観、特に講座派に対置する政治学的視点からの幕末・明治史を示し、自らの視点を打ち出そうとしたかったのだろうが、幕末や明治中期以降の歴史記述は、高校日本史教科書を詳しくしたような内容で、極めて標準的。文章が読みやすいのでこの時代を概観するには適当な本だと思った。一方自説については少々予断を感じたり、現代の視線で過去を評価する傾向を感じた。また大久保・伊藤を高評価するためかやや意図的な記述もみられた。2022/05/15

樋口佳之

51
明治の偉大さは、民主化、自由化にあった。また開国して西洋の事物に向き合い、これに対応するために、多くの制度を変革し、日本文化の根底を損なうことなく、国民の自由なエネルギーの発揮を可能ならしめたこと/重要な判断基準は、日本にとってもっとも重要な問題に、もっとも優れた人材が、意思と能力のある人の衆知を集めて、手続論や世論の支持は二の次にして、取り組んでいるかどうか、ということ/両立しえない議論だと思うなあ。2022/10/16

kawa

35
著者のコンセプトは、明治維新を民主化・自由化に向けて改革の時代として、江戸幕府の終焉から日露戦争勝利までを維新と定義する。明治という時代を肯定的にとらえ、その全容をおさえる書として好適だと思う。個人的には、日本人としての国家意識はいつからかという問題と、昭和の敗戦につながる軍部独走の因となった統帥権の問題に触れて欲しかった。2021/11/07

犬養三千代

5
ふー。 維新があり、今がある2021/11/20

tkokon

4
【外を見よ】幕末から日清戦争頃までを、さーっと駆け抜ける一冊。「この短い期間にこんなにもたくさんのことをやったんですよ、明治の人たちは」ということを示す筆者の意図は見事に成功している。とにかく過密。その中にあって、2年がかりの岩倉使節団と憲法を学ぶのための伊藤博文の訪欧の離れ業ぶりが際立つ。安定したとはとても言えない時期に、主力が総出で2年間家を空けるのだ。そして、この外訪での見聞が、明治を形作るうえで決定的に重要な役割を果たす。これほどまでの、離れ業的な「知の探索」の結果、今の日本がある。2021/01/16

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