新潮選書<br> 皮膚感覚と人間のこころ

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皮膚感覚と人間のこころ

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106037221
  • NDC分類 491.369
  • Cコード C0345

出版社内容情報

意識を作り出しているのは脳だけではない――。自己と他者を識別する重要な役割を担う皮膚を通して、心の本質にまで迫る最新研究!

意識を作り出すのは脳だけではない――。皮膚を通して、こころの本質に迫る! 外界と直接触れ合う皮膚は、環境の変化から生体を守るだけでなく、自己と他者を区別する重要な役割を担っている。人間のこころと身体に大きな影響を及ぼす皮膚は、その状態を自らモニターしながら独自の情報処理を行う。その精妙なシステムや、触覚・温度感覚のみならず、光や音にも反応している可能性など、皮膚をめぐる最新研究!

内容説明

外界と直接触れ合う皮膚は、環境の変化から生体を守るだけでなく、自己と他者を区別する重要な役割を担っている。人間のこころと身体に大きな影響を及ぼす皮膚は、脳からの指令を受ける一方で、その状態を自らモニターしながら独自の情報処理を行う。その精妙なシステムや、触覚・温度感覚のみならず、光や音にも反応している可能性など、皮膚をめぐる最新研究。

目次

第1章 皮膚感覚は人間の心にどんな影響を及ぼすか
第2章 人間の皮膚ができるまで
第3章 皮膚の防御機能
第4章 表皮機能の破綻とその対策
第5章 皮膚の感覚について
第6章 皮膚が身体に発信するメッセージ
第7章 自己を生み出す皮膚感覚
第8章 彩られる皮膚
第9章 新しい皮膚のサイエンス

著者等紹介

傳田光洋[デンダミツヒロ]
1960年生まれ。京都大学工学部工業化学科卒。同大学院工学研究科分子工学専攻修士課程修了。カリフォルニア大学サンフランシスコ校研究員を経て、2009年より資生堂研究所主幹研究員。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

89
最新の研究によればのエビデンスを紹介する前半をパラパラ読み流して、「皮膚の感覚について」「自己を生み出す皮膚感覚」の章を中心に読む。感覚器のなかでも、視覚、聴覚が伝達手段として高度な科学的発達を遂げてきたのに比べ、皮膚感覚(触覚,圧覚,温覚,冷覚,痛覚)は、原始的な段階にとどまる。この感覚器系における位置づけとともに、皮膚感覚が他の感覚器にはない「身体感覚と共同して自己と他者を区別し、人間の意識と密接につながっている」特長を解き明かす。皮膚感覚を先進的な科学技術で発展させていく余地はありそうだ。2021/06/24

やいっち

87
『皮膚はすごい: 生き物たちの驚くべき進化』を読んで感銘を受け、早速二冊目に。  内容案内に、「外界と直接触れ合う皮膚は、環境の変化から生体を守るだけでなく、自己と他者を区別する重要な役割を担っている。人間のこころと身体に大きな影響を及ぼす皮膚は、その状態を自らモニターしながら独自の情報処理を行う。その精妙なシステムや、触覚・温度感覚のみならず、光や音にも反応している可能性など、皮膚をめぐる最新研究」とある。2021/10/13

keroppi

79
皮膚感覚は、人間の心にどんな影響を及ぼすか。温かい皮膚感覚は、その人の心も温かくするらしいし、自己と他者を判別する感覚でもあるようだ。最近、高村光太郎「触覚の世界」や吉田修一「オリンピックにふれる」といった触覚に関わる本を読んだばかりで、人間のこの感覚にととも興味を覚えた。コロナ禍にあって、この皮膚感覚が乏しくなっているせいかもしれない。来年こそは、コロナがおさまり、またこの皮膚感覚をリアルに感じられるようになることを祈る。どうやら、この本で今年の読書納めとなりそうだ。2021/12/31

k5

65
文学作品のサンプリングセンスが素晴らし過ぎる。Wikipediaによればショートショートも書かれる著者なので、安部公房くらいは予想の範疇でしたが、三島由紀夫の短篇の使い方にやられ、さらに「皮膚と脳は同じ起源である」という本書のエッセンスを『魔の山』に見出すに至っては、感嘆の声をあげるしかない。感覚と知覚の弁別から、知覚を統合するものこそ意識である、という心身二元論批判も面白いですが、このコンテキストでは、「意識は病である」とした例として、ドストエフスキーでなくチェーホフを挙げてますね。名著中の名著です。2020/06/29

Miyoshi Hirotaka

48
人類は120万年前に体毛を失い裸になり、20万年前に言語を持ち、衣服を着用するまでにはさらに10万年かかったそうだ。裸になった人類はスキンシップがコミュニケーションや学習の手段になっていたと思われ、握手やハグが今に残るのはその名残だ。皮膚は、暑い、寒い、痛い、痒いなどの知覚の他に言葉で表現できない光、音、磁場、電場などに対する感覚を持つ外にでた情報処理システム。言語表現に敏感な文豪は、これらを感覚的に理解していたようで、最新科学で証明されつつある皮膚の機能が端的に表現されている箇所が作品の随所にみられる。2014/06/16

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