草薙の剣

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草薙の剣

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  • サイズ 46判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104061150
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

世代の異なる6人の男たちと彼らの祖父母まで遡るそれぞれの人生を辿り、日本人の心の百年史を描く、作家デビュー40周年記念作品。なんで僕はこんなところにいるんだろう? 日本人の心の百年を辿る壮大な長篇小説。62歳から12歳まで、10歳ずつ年の違う6人の男たちを主人公に、その父母や祖父母まで遡るそれぞれの人生を描いて、敗戦、高度経済成長、オイルショック、昭和の終焉、バブル崩壊、二つの大震災を生きた日本人の軌跡を辿る。戦後日本の行き着いた先である現代のありようを根底から問い直す、畢生の長篇小説。作家デビュー40周年記念作品。

橋本 治[ハシモト オサム]
著・文・その他

内容説明

10代から60代まで、10歳ずつ年の違う男たちを主人公に、彼らの父母、祖父母までさかのぼるそれぞれの人生を、戦前から平成の終わりへと向かう日本の軌跡のなかに描きだす。敗戦、高度経済成長、オイルショック、昭和の終焉、バブル崩壊、二つの大震災。みな懸命に生きながらも親と子はつねに断絶を抱え、夫婦はしばしば離婚する。人生はつねに、思い描いたことの外にある―ごくふつうのリアルな日本人の心の100年を描いて、読者をさまざまな記憶でつよく揺さぶりながら、戦後日本の行き着いた先としての現代のありようを根底から問い返す、橋本治、畢生の長篇小説。作家デビュー40周年記念作品。

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説・戯曲・評論・エッセイ・古典の現代語訳・浄瑠璃などの古典芸能の新作ほか、多彩な執筆活動を行う。2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞を、05年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞を、08年『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

158
世代が違う6人の男たちの人生。それぞれの親やそのまた親まで遡りながらなので、途中まで多少混乱したまま読み進む。連れ合いとの関係も加わり、また、どこかで人生が重なっていたり・・時代背景もしっかりあって『多くの日本人の普通』を描くと多分こうであっただろうと。当たり前にそこに生きてきた人生がしっくりくるのだ。何も変わったことは無い。けれど、たしかに「あゝ、そうだった。」と思わせてくれる。ー本当にごく普通のリアルな日本人の心の100年は嘘じゃないー2018/05/04

starbro

157
橋本治は、学生時代からずっと読み続けている作家です。著者の作家40周年記念作品、タイトルから歴史小説かと思って読み始めましたが、全く異なり、戦後ノスタルジー市井の人々の物語でした。但し、本書は橋本治らしさが全く感じられず、橋本治も老いた感じがします。2018/04/18

KAZOO

111
物語なのでしょうがどちらかというと昭和の時代を主人公たちを狂言回しにして振りかえっているのではないかと感じました。物語の主人公たちは数人いるのですが、私はどちらかというとそこの出来事が印象に残って自分がこの小説の中にいるような感じを受けました。私にとっては印象に残ります。2018/09/14

fwhd8325

59
これは、私の物語なのかもしれない。次々に語られる出来事は、確かにそこに私もいた。だからなんだではなく、そこにいたことがこの物語のポイントでもあると思う。そこにいた私は、彼らと同じように感じたこともあるが、その出来事の中には忘れ去ってしまったものもあることに自分が情けなくもある。そして、それが今の日本の姿でもある。不思議な想いがぐるぐる回っている。2018/08/05

クリママ

55
1945年生まれの作者。一番年上が1953年生まれで、10歳ずつ年齢の違う6人の男、その両親、兄弟、妻の、戦中、戦後から現代にかけての物語。名前、時代が交錯し、わかりにくく思うところもあった。同時代を生きてきたとはいえ、彼らとは環境がずいぶん違い、感情移入することは難しかったが、実際の出来事に、あとから振り返ればそうだったと思うものの、その時には何も感じす考えずに暮らしてきたのは同様だったかもしれない。客観的に淡々と続く文章。草薙の剣を使うべき時はいつなのだろう。2021/02/10

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