ゴリラの森、言葉の海

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ゴリラの森、言葉の海

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104013081
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C0095

内容説明

知の冒険へようこそ!野生の眼を持つ霊長類学者、物語の森に住む小説家。京都で、屋久島で、深く楽しく語り尽くした知のフィールドワーク。

目次

1 ゴリラとヒトが分かち合う物語(河合隼雄先生が導いた「偶然」;二十六年ぶりに蘇った記憶 ほか)
2 ゴリラの背中で語り合う(家族愛に必要なもの;人間は本来多産な種 ほか)
3 ゴリラとヒトの間で遊ぶ(ゴリラの同性愛を発見;遊びと性衝動 ほか)
4 屋久島の原生林へ(アコウの木;森に分け入る ほか)

著者等紹介

山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952(昭和27)年、東京都生れ。霊長類学者・人類学者。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。アフリカ・ルワンダのカリソケ研究センター研究員、日本モンキーセンター、京都大学霊長類研究所、同大学院理学研究科助教授を経て同研究科教授。2014(平成26)年10月より京都大学総長。著書多数

小川洋子[オガワヨウコ]
1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、2013年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。多数の小説、エッセイがある。フランスなど海外での評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

212
霊長類学者 山極 寿一(初読)と作家 小川 洋子(新作中心に読んでいます)とのゴリラを巡る対談集、興味深い内容でした。ゴリラを通して、人間を語るといった趣きです。ゴリラにホモセクシャルな性行動が観察されているとは思いませんでした(驚)🦍🦍🦍2019/05/28

ろくせい@やまもとかねよし

206
山極さん、小川さん、ありがとうございました、に尽きる。言葉は違うものを同じにし、自分の都合が良い整理を与え、感性より論理を優先させ、社会の共有を図る。しかし社会はとても曖昧で、ほとんどが言葉で表現できない。つまり言葉は虚構を産む道具だと。でも人間は言葉使う。それは言葉でしか感じられない情動が存在。言葉で綴る歌による大きな共感、言葉で通じたときの大きな安堵、そしてかけがえのない文学。特に小説は実存の時間や空間の境界を簡単に超え、感動を誘う。こんな内容を、ゴリラ研究談義と屋久島霊長類探索から感じたい方、必読。2021/08/27

ちゃちゃ

117
実に興味深い対談だった。言葉を持たないゴリラの研究者と、言葉を通して物語を紡ぐ作家。山極氏と小川さんの4回に及ぶ対談は、ゴリラの生態をもとに私たちにあるべき姿を問いかける。とりわけ印象に残ったのは、屋久島の原生林の中での対談。森を歩くことと小説を書くことの共通性。どちらも、先を見通せない予測不可能なフィールドを歩く不安と喜びがあるという。五感で感じるものを頼りに、「森」を歩く人と言葉を紡ぐ人。お二人の心がシンクロし、そこに深い示唆が生まれる。両氏の力を借りて私たちが見つめ直すべきものは、地球の未来なのだ。2019/07/16

けんとまん1007

86
ゴリラは哲学者だと思っている。そんな哲学者の研究の第一人者の山極先生と、小川洋子さんの対談。動物の中で、人間は珍種だと思っていて、それが正しいと意を強くしたのがある。改めて、自然とは、生き物とはを考えたし、未来とはをも考えた。2019/07/28

がらくたどん

72
「言葉の網ですくい切れないものがあふれている世界」を見つめる霊長類学者と「言葉では名付けえない秩序によって守られた世界」を言葉で探ろうとする作家の、ゴリラとヒトに思いを馳せる対談。当たり前だが山越氏も小川氏もヒトなので言語と過去(死者の連なりの末の自分)と共感というヒトの脳の嗜好性には縛られる。それを分かったうえで敢えて脳の言い分を振り切って今ここにある身体全体で世界を観ようとする心意気が心地よい。人気のない山や森に立ち入りたくなるのは、脳の言い分ばかりが優先される暮らしへのささやかな抵抗かもしれない。2021/10/08

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