出版社内容情報
京都の呉服商「高倉屋」のご寮人さんが目指したのは皇室御用達の百貨店。のれんを背負い動乱の明治を生きた破天荒な女主人の一代記。
内容説明
京都の呉服商・高倉屋の娘みやびは、智恵も回るし手も早い。ご寮人さんとなってからは、奥に控えて習い事に興じるよりも店に出たがる働き者で、美しいもの、新しいものが大好き。女だてらに世界を視野に、職人の技巧を駆使した織物を万博に出品しては入賞を果たし、日本が優れた芸術の国であることを世界に知らしめた。皇室御用達百貨店となった高倉屋の繁栄の礎を築いた女性の軌跡を描く大河小説。
著者等紹介
玉岡かおる[タマオカカオル]
1956(昭和31)年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987年『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2009(平成21)年、『お家さん』で織田作之助賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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