出版社内容情報
季節はめぐり、初めての単行本が大ヒットとなった僕は、トホホな芸人から一躍時の人に。忙しい毎日を送る一方、大家さんとの楽しい日々には少しの翳りが見えてきた。僕の生活にも大きな変化があり、別れが近づくなか、大家さんの想いを確かに受け取り「これから」の未来へ歩き出す僕。美しい感動の物語、堂々完結。
内容説明
季節はめぐり、楽しかった日々に見えてきた少しの翳り。別れが近づくなか僕は…。感動の物語、堂々完結。
目次
僕の大家さん
ニーハオ
愉快なご近所さん
ジェラシー
美容室と詐欺
新宿中村屋
ヤミ市
矢部太郎映画祭
お寿司と手術
シャンソン同窓会
ちいさいふたり
検索
文学談義
季節がめぐる1
季節がめぐる2
のちゃーん、ふたたび
8月
歌舞伎町のタヌキ
リハビリ
車いすアドベンチャー
大家さんと戦争
えんぴつ
すべらないでね
最高のお部屋
大家さんのために
四月馬鹿
お祝いのうた
結婚
おばあちゃんと僕
晩餐会
ささやかな贈り物
伊勢丹遠隔操作
ひとりきりの草むしり
ゲット・アウト
僕の願い、大家さんのお願い
みかんとヒーロー
大家さんのお話
おかえりなさい
大家さんと僕 これから
著者等紹介
矢部太郎[ヤベタロウ]
1977年生まれ。お笑い芸人。1997年に「カラテカ」を結成。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。初めて描いた漫画『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
487
先日読んだ「大家さんと僕」の続編です。前作に続き大家さんとのやり取りにほっこりします。最後は泣けます。初めての単行本が大ヒットし一躍時の人に。忙しい毎日を送る一方、大家さんとの楽しい日々に少し変化が表れ、本人の心の「揺れ」が見て取れます。登場している後輩芸人が何気に良い味を出しています。2021/11/29
青乃108号
467
前作が良かったので続編も読んでみた。この人の絵には何とも言えない味わいがあり、漫画だからコマ割りで表現するんだけど、やっぱり絶妙な【間】に惹かれるものがある。物語自体は予想していたところに着地してしまい寂しさを感じるが、ラストの表現は素敵だと思った。2022/06/23
やすらぎ 🍀安寧祈願🍀
405
前作に続き、穏やかでホッコリなお話。大家さんの気遣いと冷静さ、矢部さんの思いやりと動揺、喜びと切なさを感じさせてくれます。…雨の日に、一本の傘で家に帰る姿は心惹かれます。…昔は調べたいものがあったら本屋さんに行って、今ほど本もないから見つからなくて、電車で上野の図書館に行ったのよ。大家さんの一言に心が揺れ動きます。…急いだ登りでは見えなかった景色を、ゆっくりと景色を楽しみながら下っているんだ。慌ただしい生活の中で大切なことを教えてくれます。…とても嬉しかったわ。矢部さん、これからが長いわよ。元気でいてね。2021/07/13
Die-Go
356
図書館本。コンビ芸人カラテカの1人矢部太郎が住まう部屋の一階には大家さんが住んでいる。その大家さんと矢部太郎との交流を矢部が描く。ほっこり、優しくなる物語。★★★★☆2019/10/31
小梅
338
レビューを忘れてました。伊勢丹に行きたくなります。大家さんの生まれてからずっとの事が知りたいです。2021/07/19