出版社内容情報
最初から難民だった人はいない――突然日常生活を奪われた難民たちの「置き去りにされた悲しみ」に寄り添って撮り綴った渾身のルポ。
最初から難民だった人はいない! ファインダー越しに見つめた、難民たちの真実。一瞬にして家族を、生活を、故郷を奪われた人々――残酷な映像ばかりが注目される中、その陰に隠れて見過ごされている難民たち一人一人の“今”にフォーカス。彼らの「置き去りにされた悲しみ」に寄り添い、小さな声に耳を澄ましながら、明日への希望を託してシャッターを切り続ける若き女性フォトジャーナリストの渾身のルポ。
内容説明
ファインダー越しに見つめた難民たちの心の叫び…若き女性フォトジャーナリストの渾身のルポ。
目次
SYRIA 2008
はじめに
“遠い地”シリアとの出会い 2007
美しきシリア、温かな輪 2008‐2011
ヨルダン帰る日を待ちながら 2013
託された祈りを 2014
共に歩む道を探って 2015
アンマンの冬 2016
おわりに
著者等紹介
安田菜津紀[ヤスダナツキ]
1987年神奈川県生まれ。studioAFTER‐MODE所属フォトジャーナリスト。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。2012年、「HIVと共に生まれる―ウガンダのエイズ孤児たち」で第8回名取洋之助写真賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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