シッダールタの旅

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103340317
  • NDC分類 943
  • Cコード C0072

出版社内容情報

人生の意味を問うヘッセの名作――その旋律のような文章を道標に、北インドの仏跡、聖地を巡り、小説の風景を美しい写真で再現する。

ヘッセの旋律のような美しい文章を道標に、原作のイメージ世界を写真で旅する! 「人間の生きる意味」を問うヘルマン・ヘッセの不朽の名作『シッダールタ』に魅せられて、文庫本をポケットに、舞台になったインド北部の仏跡・聖地をバイクで遍歴した写真家が、小説に描かれた世界を追って撮影。修行、欲望、生と死、そして「川の流れ」を追った詩情豊かな写真に、ヘッセが紡いだ文章を添えた、小さな写真集。

内容説明

ヘルマン・ヘッセの不朽の名作『シッダールタ』に魅せられて、文庫本をポケットに、小説の舞台になった北インドの仏跡・聖地を巡礼。物語に描かれた心象風景を追って撮影した詩情豊かな写真と、ヘッセが紡いだ旋律のような美しい文章を道標に、原作世界をイメージ・トリップする小さな写真集。

目次

第1部(バラモンの子;沙門たちのもとで;ゴータマ;目ざめ)
第2部(カマーラ;小児人たちのもとで;輪廻;川のほとりで;渡し守 ほか)

著者等紹介

竹田武史[タケダタケシ]
1974年、京都に生まれる。同志社大学神学部卒。写真家・井上隆雄氏に師事し、97年から5年間、国際日本文化研究センター主催の日中共同研究プロジェクト「長江文明の探求」に参加。記録カメラマンとして中国各地に取材を行う。2001年、フリーランスとして独立。日本文化のルーツであるアジアの自然、文化、歴史をテーマに旅のルポルタージを手がける。2010年、第12回コニカミノルタFOTO PREMIO大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

28
ヘッセの『シッダールタ』をモチーフにしたインドの地の写真。解脱すること。真の意味で全ての執着を捨て去ることは志のある人間でも至難の技なんだ。ましてや僕たちのような俗人にはなおさら。でもだからといって薄っぺらい欲にまみれてそれを良しとして生きるべきではない。諸行無常。色即是空。何一つ残ることのないこの人生、そしてこの世界に自分自身が存在する意味を模索し続けること。その思考の果てにきっと自分の存在すら手放してしまえるような境地があるんだろう。一度は行ってみたいなインド。2018/08/31

ゆきえ

20
私の人生のバイブルであるヘッセの『シッダールタ』の文章とともにある写真集。慌ただしい日常の中で、美しい文章と写真にどれだけ癒されたことか。涙が出たりもした。前回読んだときはそれほど印象に残らなかったような気するけれど、こんな素晴らしい本と出会えたのは本当によかった。2017/05/26

シグマ

12
ヘッセのシッダールタをしっかり読んだことがないので・・・それでも美しい写真と言葉だと思った。仏陀ではないシッダールタという青年を追った話なのか。2018/01/05

ボル

10
ひたすら感動しました。ヘッセの「シッダールタ」に登場するインド各地の美しい・なまなましい写真が印象的。そして丁寧に注釈などが書かれている。現在のあるべき姿に悩み、苦行を経て、たどり着いた先、絶望を経験した人しか成し得ないような境地。これを見ると、人生は幸不幸がうねりを上げ襲いかかる。それを一喜一憂せず、慈しむ心で常にいたいと思う。その精神を邪魔するのは「時間」という存在なんだろうか。時間にとらわれず時間を利用して生きる方が癒やしになるのは間違いないとか考えされられました。良書なので是非探して欲しいです。2019/09/29

eirianda

9
いつか死を覚悟する時、まだ文字を読む力があるなら、ヘッセの『シッダールタ』を、その力もなく写真を眺める力が残ってるなら、この本を手元に置いておきたいな。2014/04/06

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