野の春―流転の海〈第9部〉

個数:

野の春―流転の海〈第9部〉

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年03月29日 06時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103325192
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

自らの父をモデルにした松坂熊吾とその家族の波瀾の人生を、戦後の時代を背景に描く大河小説、全九巻でついに完結。感動の最終幕。執筆37年、シリーズ累計230万部の大作「流転の海」、第九部でついに完結。自らの父をモデルにした松坂熊吾の波瀾の人生を、戦後日本を背景に描く自伝的大河小説「流転の海」。昭和四十二年、熊吾が五十歳で授かった息子・伸仁は二十歳の誕生日を迎える。しかし熊吾の人生の最期には、何が待ち受けていたのか。妻の房江は、伸仁はどう生きていくのか。幸せとは、宿命とは何だろうか――。感動の最終幕へ。

宮本 輝[ミヤモト テル]
著・文・その他

内容説明

自らの父をモデルにした松坂熊吾の波瀾の人生を、戦後日本を背景に描く自伝的大河小説「流転の海」。昭和四十二年、熊吾が五十歳で授かった息子・伸仁は二十歳の誕生日を迎える。「俺はこの子が二十歳になるまでは絶対に死なん」そう誓った熊吾の、大願成就の日を家族三人で祝うが…。熊吾の人生の最期には、何が待ち受けていたのか。妻の房江は、伸仁はどう生きていくのか。そして、幸せとは、宿命とは何だろうか。時代を超えて読み継がれる大河巨篇、完結。

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数。2010(平成22)年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

473
この大作を書いてくれてありがとう、と今は輝りんに言いたい。この作品には「端役」というものが存在しない。すべての登場人物において、読者はその生き方に触れ、彼らの人生に踏み込んでいくことが許されている。膨大な数の登場人物、めまぐるしく変わる背景にも関わらず、最後まで読者をしかと抱きとめてくれるのはそのおかげだと思う。輝りんファンはもちろん、すべての読書家に手にとってもらいたい作品。2019/07/14

starbro

240
宮本 輝は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。足掛け37年、著者の私小説的大河小説 流転の海シリーズ全九巻、3700頁弱、完読しました。巨星、松坂 熊吾、桜吹雪の如く見事に散りました。享年71歳、奇しくも現在の著者と同年齢です。本日(11/13)のニュースウオッチ9の著者のインタビューも好かったです。2018/11/13

いつでも母さん

202
いつもいつも春だけの故郷の野を三人で行くのではなかったのか熊吾よ。『きょうは、いばってはいけない日だ』そんな事を思い出す房江に会う為に今までの8巻があったのかー熊吾が生きた時代を振り返り、息子・伸仁が生きる次の時代を考えるあたりから自然に胸がいっぱいになり泣けてしまった。たった一人の男・熊吾の中にまさしく流転の海を生き抜いた人間の生老病死劇の見事な結びを読ませて頂きました。これはもう宮本作家にただただ感謝です。2018/11/28

遥かなる想い

191
宮本輝が父をモデルにした物語の最終巻である。執筆37年…まさに大河小説である。 時代は昭和40年代前半で、まさに昭和の香り 満載である。松坂熊吾が生きた人生を 辿りながら、先人の苦労を偲ぶ。 伸仁の恋のお話も微笑ましいが… 男気溢れる 松坂熊吾の一生を、 父への想いとともに 描き切った、そんな作品だった。2019/01/30

かみぶくろ

107
終わってしまった。泣いたわ。熊吾ロスがやばい。原稿用紙7000枚の、まさしく「ひとりひとりの無名の人間のなかの壮大な生老病死の劇」だった。たくさんの人に裏切られ、貧乏もして、悲しい最期を迎えた熊吾の人生だが、最初から最後まで、すべての人間に対して筆が温かった。この世界の営みのすべてを肯定しているかのような温かさだ。両親の死へのあまりに長いグリーフワークの結実にも思える、素晴らしすぎる物語だった。2019/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13151705
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。