常設展示室―Permanent Collection

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103317548
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

その絵は、いつでもあなたを待っている――。パリ、NY、東京。世界中の美術館の片隅で繰り広げられる人間ドラマを描く極上の6篇。

原田 マハ[ハラダ マハ]
著・文・その他


内容説明

人生の岐路に立つ人々が世界各地の美術館で出会う、運命を変える一枚。アート小説の第一人者が描き出す、最新短篇集。人生のきらめきを描き出す、極上の6篇。

著者等紹介

原田マハ[ハラダマハ]
1962(昭和37)年、東京都小平市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後2005(平成17)年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞しデビュー。2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は山本周五郎賞、R‐40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに.2016年『暗幕のゲルニカ』がR-40本屋さん大賞、2017年『リーチ先生』が新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

787
味わい深い短編集だった。原田マハ、得意の美術モノ作品。読んでいながら「だれもが、心に常設展示室を持っている」と感じた。私にとって、常設展示の絵は? 東山魁夷の『道』かな、と思っていたら、最後の作品にその『道』が出てきたから、びっくり! この絵ができた背景に「(魁夷は)多くの物を捨てたんだと思います」というセリフ。今まで私が、何となく感じていたことをズバリ言い当てられ、同感、同感と思わず手をたたいてしまった。2024/02/04

starbro

635
原田 マハは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の真骨頂、アートに纏わる短編集でした。オススメは、『群青 The Color of Life』& 『道 La Strada』の2作です。2018/12/02

しんごろ

590
これぞ読みたかった原田マハ作品!たかが絵されど絵、絵ひとつで人はきっかけ、気づき、変化をくれるんだろうなあ。他の短編の存在が忘れてしまうほど、『道』がめちゃめちゃ良かったです。涙腺崩壊でした。2019/02/25

うっちー

519
美術の造詣に加え、文章の巧みさ原田さんの素晴らしさです2018/12/10

ウッディ

488
ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティスそして東山魁夷。一枚の名画から広がる6つの物語。タイトルは憶えていなくても、どれも見たことのある絵画でした。一つ一つは短い話で、ひねりのない直球ながら、じわーっと心に染み入るストーリーでした。特に生き別れた兄の優しさを一枚の絵から思い出す「道」が印象的でした。ベタといえばベタだけど、不覚にもウルウルしてしまった。いつか自分にも大事な一枚の絵が見つかるかもしれない。その時は心の常設展示室に…。2019/06/30

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