花散る里の病棟

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花散る里の病棟

  • 帚木 蓬生【著】
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  • サイズ B6変判/ページ数 361p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103314264
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦争、回虫、高齢者施設、コロナ禍……地方で四代続く〈町医者の家〉を舞台に、日本の近代医療百年の歩みを描く、待望の感涙医療小説

内容説明

「町医者」が、ぼくの家の天職だった。九州で四代百年続く「医者の家」を描き出す、心搏たれる名作誕生。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

123
帚木さんは作家でありながら、現役の医師であり福岡で医院を開業している。そんな著者が四代百年続く医者の家を描き出し、一冊の本に纏めたもの。良書だった。構成はそれぞれの時代を10の章に分けて、時系列ではなくバラバラに飛んで描いている。大正時代、寄生虫退治で評判を取った初代。軍医としてフィリピン戦線を彷徨った二代目。高齢者たちの面倒を見る三代目。そして肥満治療を手がけてきた四代目。医学的用語が分かり難い部分もあるが、医師としての使命をしっかり勤めている姿に感銘を受けた。最後のコロナの章は多いに参考になった。2022/05/07

モルク

105
明治の終わりからコロナ禍まで九州の4代に渡る町医者の話。回虫など寄生虫の虫下しに尽力した初代、フィリピンルソン島に軍医として赴いた2代目、家族に疎まれる老人たちのためにその受け皿となる施設を併設しようとする3代目、勤務医でありながら次第にコロナに捲き込まれていく4代目、とそれぞれの苦難、健闘が描かれる。特に激戦地で食料も薬もなく動けない兵士を安楽死させるシーンは心痛んだ。そしてコロナ禍での政府のその場しのぎのちぐはぐな政策に改めて憤慨。老人、延命など様々な問題を語った一冊。とてもよかった。2024/04/13

ゆみねこ

96
九州で4代100年続く医者の家。明治から令和の今まで、野北家のファミリーヒストリーとしても、それぞれの時代の医療事情の物語としても、とても読み応えがあった。コロナ禍の今を生きる病院勤務の4代まで、この一家の町医者としての矜持は間違いなく受け継がれている。2022/09/06

やも

91
三世代に渡るお医者さん一族。いつの時代でも、どこにいても、医療は必須。どの時代を生きるお医者さんにもプライベートは当然あって…個人的にここ数ヶ月、病院でお医者さん、看護師さんにどれだけ助けられたか分からない。決して大変そうな顔を見せず、精神面でも納得するまで説明とフォローをしてくださり…感謝しかない。あの病院の1人1人にも、仕事以外の時間があるんだよな。患者の1人1人にも。当たり前なんだけど改めて思ったよ。前代未聞のコロナ禍の時代だけど、乗り越えようね、人類!!ってやたら壮大な気持ちになって読了。★42022/12/07

Ikutan

82
四代にわたる医師家系の物語。虫医者と呼ばれ、オリジナルの虫下し薬で患者さんから慕われたものの早世した初代。戦争に翻弄され、軍医として戦場の地獄を体験した二代目。町医者として市井の病人の言葉に耳を傾け、高齢者施設を運営した三代目。そして、米国留学で肥満糖尿病患者の外科手術を修得し、近年はコロナ患者の治療の最前線で闘う四代目。彼らの歴史を辿りながら、医療を巡る光と闇が鮮やかに蘇るストーリー。戦時中の描写や後日談は辛く、その時々の心境を詠んだ俳句が心に沁みる。そして、日本の国民健康保険制度の有り難みを実感した。2022/10/20

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