最後の読書

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103185338
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

80代になると、本の読み方味わい方は変わる。鶴見俊輔、山田稔、メイ・サートン……。筋金入りの読書家による、老年読書の醍醐味。老人になってしみじみわかる。これぞ本当の読書の醍醐味! ついに齢八十。目は弱り、記憶力はおとろえ、本の読み方・読みたい本も違ってきた。硬い本はもう読めないよ、とぼやきつつ先人たちのことばに好奇心をかきたてられる。鶴見俊輔、幸田文、山田稔、天皇と皇后、メイ・サートン、紀田順一郎、吉野源三郎、伊藤比呂美……。筋金入りの読書家による、滋味あふれる読書案内。

津野 海太郎[ツノ カイタロウ]
著・文・その他

内容説明

老いてこそわかった読書の醍醐味!鶴見俊輔、山田稔、美智子皇后、メイ・サートン、獅子文六、金子兜太…筋金入りの読書家80歳、本まみれの日々。

目次

読みながら消えてゆく
わたしはもうじき読めなくなる
子ども百科のテーマパークで
目のよわり
記憶力のおとろえを笑う
本を読む天皇夫妻と私
蔵書との別れ
手紙と映画館が消えたのちに
それは「歴史上の人物」ですか?
古典が読めない!
現代語訳を軽く見るなかれ
八十歳寸前の読書日記
いつしか傘寿の読書日記
少年読書回想
でも硬い本はもう読めないよ
貧乏映画からさす光
柵をこえる

著者等紹介

津野海太郎[ツノカイタロウ]
1938年福岡生まれ。評論家。早稲田大学卒業後、劇団「黒テント」演出、晶文社取締役、『季刊・本とコンピュータ』総合編集長、和光大学教授・図書館長などを歴任。著書に『滑稽な巨人―坪内逍遙の夢』(新田次郎文学賞)、『ジェローム・ロビンスが死んだ』(芸術選奨文部科学大臣賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

31
☆☆☆★ いつまでも本に囲まれて暮らしたいと思う一方で、残されるもののために、いつ蔵書を整理するかという、死に向けた準備も考えさせられた。また忘却との追いかけっこのように読書の記憶力もどんどんと薄まっていく中、自分の読書はどうあるべきなのか、も考えさせる。でも老いの達観で、ただ読むだけでも良いのではないか、そんな心境に最後は至った。説教節というジャンルを初めて知った。何か衝撃的な出会いになる予感がするので、まずは伊藤比呂美の本から読んでみようと思う。須賀敦子に対する洞察もなかなかだった。2019/12/03

tom

22
著者は1938年生まれの84歳。その彼が81歳のときに書いた書物への偏愛記録。私よりも15歳年長、面倒な本もしっかり読んでいる。私は、エンタメ本しか読まないし、彼のような格調高い議論はとてもできない。これをつくづく思ったのが「本を読む天皇夫妻と私」の段。その中で、美智子妃の「読書は、人生のすべてが、決して単純ではないことを教えてくれました」という言葉は、すごいなあと思う。いやはや、81歳で、こんなふうにして本を読めるかと、ひたすら驚いたのでした。2022/01/05

阿部義彦

22
20年も前に季刊誌「本とコンピュータ」という雑誌があり私も読んでましたがその総合編集長でもあり現晶文社の取締役でも有る津野海太郎さんの老年の読書に関するあれこれのエッセイがまとまりました。主に「webでも考える人」に発表された文章です。あまりにも長い時間本とともに生きてしまった実感です。思想家の鶴見俊輔さんの病床での読書の話がきっかけだったそうです。私も最近は家で寛いで本を読む時は眼鏡をとって裸眼で読む様になりましたがこうなるなんて若い時は予想も出来ませんでした。二度読み防止のため読メが役立ってます。2018/12/16

きゅー

12
晶文社の取締役や和光大学で教鞭をとるなどした著者が80歳を迎えた。過去の文筆家の書き残したものなどを引用しながら、老いと読書について考えてみる。津野氏は晶文社の元編集者ということもあり、多くの文筆家と実際に会い、何らかの記憶を共有している。今回、彼は何冊もの評伝の類を紐解いては、過去の出来事を再確認したり、自分の知らなかった縁やつながりを見つけている。歳を取るというのは過去を多く持つことであり、それらの過去を味わう楽しみを持つことでもある。なかなか人生というものも味わい尽くせないものだ。2020/07/14

スプリント

11
どこかで読書と別れがくるのか。 目が見えなくなっても点字やオーディオBookという手段はありますが。。 色々と身につまされる話でした。2021/10/11

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