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棲月―隠蔽捜査〈7〉

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103002598
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

鉄道と銀行のシステムが相次いでダウン。いち早く異変を察知した竜崎は、正体不明の敵にどう立ち向かうのか。大人気シリーズ第9作。

内容説明

私鉄と銀行のシステムが次々にダウン。不審に思った竜崎はいち早く署員を向かわせるが、警視庁生安部長から横槍が入る。さらに、管内で殺人事件が発生。だが、伊丹から異動の噂があると聞かされた竜崎はこれまでになく動揺していた―。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の1978年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、2008年、『果断隠蔽捜査2』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を、2017年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞する。さまざまなタイプのエンターテインメントを手がけているが、警察小説の書き手としての評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

496
今野敏は、新作中心に読んでいる作家です。 隠蔽捜査シリーズ4作目です。相変らずブレない竜崎署長、一気読みしました。今回の事件が都合良くアッサリ解決した感はありますが・・・神奈川県警に異動しても、このシリーズは続くのでしょうか?2018/03/05

zero1

424
原理原則は現代の犯罪にどう役に立つ?シリーズ第7弾は竜崎がサイバー犯罪に挑む。少年の遺体が見つかりリンチ事件として捜査が始まる。竜崎の異動と息子の留学話が重なる。戸高と根岸のコンビは事件にどう迫る?大森署長として最後の事件。解決までのプロセスが今までより面白くなかった。【堅物】の竜崎としては心理面での【揺らぎ】が見える。彼も人間だったんだなあ。でも妻の冴子はいつも通りセリフにキレがある(後述)。大森署では、せっかく副署長の貝沼といいコンビになったのに残念。次の巻では新転地での活躍が見られるはず。2020/02/26

ウッディ

387
隠蔽捜査シリーズもスピンオフを含めて9冊目。今回の事件は、サイバーテロと少年リンチ事件でした。このシリーズの面白さは原理原則を重んじ、ぶれないキャリア警察官の竜崎の変人ぶりだと思うが、署長としての勤務も長くなり、彼自身が大森署や部下たちへの愛着から少し人間的になったこと、周囲の人たちも竜崎の有能さや変人ぶりを理解するようになってきて、彼の言動への驚きも減り、切れ味が鈍ってきたように思いました。事件は行きつ戻りつという感じで、竜崎らしさはあまり感じられなかったけど、新天地で変人らしい活躍を期待しています。 2018/09/26

サム・ミイラ

352
事件は、捜査本部でおきている。立て続けに発生するサイバーテロとリンチの末殺害された少年殺人事件を追って竜崎署長がまたもや八面六臂の活躍を見せる棲月。本当は署長室で判捺ししていたかったのに。でも今回はいつもと違う。竜崎と彼の家庭にひとつの転機が訪れるのです。合理性を旨とする彼が珍しく戸惑い悩む姿に共感。少しづつ人の心を取り戻す?竜崎署長がもう可愛くてたまらない。大森署に来てだめになったのかもと愚痴る竜崎に放った冴子夫人のひと言「逆よ。大森署があなたを人間として成長させたの」に思わず涙。そしてラストも涙の好編2018/09/05

ひでちん

297
SNSやサイバー攻撃等現代的な事案を取り入れての物語で、今回も一気読みの面白さだった。 大森署署長の竜崎としては最後のお話になってしまい、戸高刑事や貝沼副署長・弓削本部長や野間崎管理官らとの絡みもこれで終わりなのか(??)と思うと、かなり寂しく残念でもあるが、竜崎の力量と数々の実績・元々の採用区分(キャリア組)を考えても、所轄の一署長という器のままで収まる筈も無く、神奈川県警刑事部長という本来の役職・ポストとなった今後の活躍にも大いに期待です。2020/10/23

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